政治

2023.02.15 13:00

ロシア、戦争と制裁中ながら「魅力的」な投資家移民プログラムを導入

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ロシアは最近、インドや中国、そしてアフリカや中東の国々からの外国人投資家を惹きつけるために新しい投資家移民プログラムを導入した。

ロシアの「ゴールデンビザ」プログラム

インドの経済紙『エコノミック・タイムズ』は、ロシアの新しい「ゴールデンビザ」プログラムについて次のようにまとめている。

「投資額は最も少ないのがロシア国内の社会事業への投資で21万5000ドル(約2800万円)、最も多くてモスクワ市内の不動産への投資で71万5000ドル(約9400万円)だ。しかし例えば極東地域の不動産投資はわずか28万5000ドル(約3700万円)、モスクワ地域は36万ドル(約4700万円)。つまり、インドの投資家の中流から上流階級向けだ」

魅力的な側面も

このビザプログラムには、魅力的な側面もあるようだ。居住権を得るための投資方法として、投資家は能動的な方法(株式)と受動的な方法(不動産)の両方が提供される。投資することで1年間の一時居住ビザを取得するようだ。そして1年経過した時点で永住権を取得することができる。このゴールデンビザの制度では、居住権を維持するためにロシアに居住する必要はない。しかし永住権を維持するためには、投資の種類に応じて1〜2年間ロシアに投資を続けることが必要だ。その後、その条件は免除される。さらに、5年間居住すればロシアの市民権の取得資格を得ることができる。

興味深いのは、投資家本人だけでなく配偶者や子ども、両親、祖父母、孫といった家族にも居住権が与えられるという点だ。これは類似する他のプログラムよりずっと有利な点だ。また、利益の本国送還に関する制限もない。

以上がこのプログラムの比較的魅力的な点だ。では、このプログラムの問題点を考えてみよう。それらは深刻だ。
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翻訳=溝口慈子

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