中国国内でのコロナ関連の規制緩和はさておき、先月の旧正月に中国のニューヨーク領事館の総領事フアン・ピンが取引開始の鐘を鳴らしに来たことは、ナスダックでの中国企業の上場の回復を期待させる
中国企業の上場が実際に増えるかどうかは、部分的には上場企業や投資家の手応えにもよるとマックーイは指摘した。57歳のマックーイは「成功が成功を生む。父がいつも言っていた言葉だ」とも語った。マックーイによると、上場して成功する企業が増えれば増えるほど、他の企業もその企業についていき、その道を歩む自信を得るという。
中国企業とその引受会社が今春直面する難題は、米国が今月スパイ目的と疑われている気球を撃墜し、冷戦の恐怖を煽ったことの影響だろう。マックーイは上場への影響はないと考えている。「米中間の緊張は何十年も続いている。ただときどきマスコミで騒がれて注目される」と話した。
また、東南アジア企業の米国での上場にとって2023年は良い年になる可能性があるとマックーイは考えている。「この地域の企業は驚異的な成長を遂げている。テクノロジー、ヘルスケア、消費者物流、ロボティクスなど、ナスダックに関連する産業で企業は規模を拡大している」と指摘し「彼らは米国市場に興味を持ち、成長中だ」とマックーイは話した。
昨年12月以降にF-1を提出したアジア太平洋地域の18社のうち、バイオテクノロジーのCytoMed Therapeutics(サイトメッド・セラピューティクス)やソフトウェア企業のIMMRSIV(イマーシブ)など4社がシンガポール企業だった。
「アジアの他の地域から多くの資金がシンガポールに流れ込んでいる。シンガポールは東南アジアにおけるスイスのような存在で、温かく迎え入れてくれる」「多くの人がシンガポールで快適に過ごし、多くの企業にとって居心地が良く、ビジネス環境も良好だ。今、シンガポールには有利な要素がたくさんある。また、明らかに地政学的な緊張が続いているため、企業はそうした緊張から逃れようとしている」とマックーイは語った。
インドでは外国での直接上場が制限されているため(企業はまず自国で上場しなければならない)、ここ数年ナスダックに上場するインド企業はそれほど多くはないが、インド企業は米国市場の開拓を目指すようになると楽観視しているとマックーイは述べた。
マサチューセッツ州ウースターにあるカレッジ・オブ・ザ・ホリー・クロスを卒業したマックーイは「私は何年も前からインドを大いに信じてきた。インドはあまりにも巨大で、我々にとってすばらしい市場だと考えないわけにはいかない。ただ、時間がかかるだけだ」と語った。
(forbes.com 原文)