日本政府はすでに国際緊急援助隊・救助チームの第二陣を派遣し、多くの団体が募金活動を始めている。
そうしたなか、ブロックチェーン技術「Astar Network」を開発しているステイクステクノロジーズ渡辺創太CEOは新たな形での支援活動を発表した。Astar Network上で「Astar Charity」というプロジェクトを公開し、ステーキングをした人に報酬の一部を渡し、残りを寄付に回す。
ステーキングとは一定期間、暗号通貨を預けるとネットワーク維持に貢献した対価として利息を得ることができる仕組み。顧客から預かった暗号通貨は、プラットフォームがブロックチェーン上で取引を検証するために使用される。
ただ、トルコでは暗号通貨の取引が禁止されている。寄付が集まったのちに適切な形で使えるよう、現地の信頼できる法人を公募しているという。
渡辺氏はブロックチェーンを使った寄付のメリットについてこうコメントを寄せた。
「第三者の介入がないため少ない手数料で、かつ工数をあまりかけることなく、支援を必要としている人たちに資金を提供できることがメリットです。今回のように、ステーキングした額に応じて報酬が変わるという『応援が可視化』されることもユニークではないかと思います」