プロスパーの戦略担当エグゼクティブ・バイスプレジデントを務めるフィル・リスト(Phil Rist)は「とりわけ男性は、前年と比べて、体験をギフトに選ぶ傾向が強い」と述べている。
1ポンドのエンゲージリング
一方、英国のスーパーマーケットチェーン「Asda(アズダ)」(以前はウォルマートの傘下だった)は、おそらくは経済的に厳しい恋人たち向けに、価格1ポンドのエンゲージリングを発売した。これは、同社の「ジョージ・ホーム」コレクションの一環であり、店舗とオンラインで購入できる。予算の限られた消費者向けのこのリングは、シルバーカラーのバンドに、イミテーションのダイヤモンドがあしらわれ、バレンタインデーのギフトにぴったりの赤いハート形のボックスに収まっている。
こうしたアズダの戦略に先立って、英国のディスカウントストア「Poundland(パウンドランド)」は数年前から「Bling Ring(ブリング・リング)」と呼ばれる価格1ポンドのエンゲージリングを販売して注目を集めてきた。
パウンドランドは2020年2月14日、2019年の販売数からほぼ倍となる4万個のエンゲージリングを販売したと発表した。
バレンタインデーを祝う計画がない人でさえ、28%はなんらかのかたちでこのイベントを記念すると回答している。例えば、バレンタイン用ではないギフトを探す、自分に特別なごほうびをあげる、パーティーを計画する、1人身の友人や家族と夜の外出をするといった内容だ。
NRFは1月3日から11日にかけて、米国の成人消費者7616人を対象にこの調査を実施した。
(forbes.com 原文)