De-SPAC契約による日系企業のNASDAQ上場は、AERWINSが初。また、同社はNASDAQ市場に初めて上場した日本の製造系スタートアップであり、唯一の日系エアモビリティカンパニーとなる。
A.L.I.は2016年9月設立。2021年10月、「XTURISMO Limited Edition」を7770万円(税込)の価格で200台限定で販売したところ、世界中から注文が殺到。昨年(2022年)12月には、第1号車を納車していた。
合併先のSPAC、PONO Capital Corp でディレクターを務め、DRONE FUND 創業者の千葉功太郎氏は、2月7日に登壇したイベントで、「今回の上場も含め、昨今、日本企業が空飛ぶクルマの市場で高い評価を得ている要因は、これまで自動車産業や航空産業で培ってきた技術力だ」と説明。
さらに今後、日本が空飛ぶクルマの領域で世界のトップ集団の一角を成していくためには、「実証実験ではなく、実装をいち早く進められる技術のショーケースを日本で見せられるかどうか」だと課題を提起。その上で、2025年の大阪万博に向け、スピード感を持って空飛ぶクルマについての法整備を進めている日本政府の姿勢が、諸外国との競争力の源泉になっていると評価した。
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