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2023.02.12

成長を続けるソニー「aibo」、高校生が作ったaibo用ゲームが一般公開に

aibo公式ホームページより

2018年から販売されているソニーの自律型エンタテインメントロボット「aibo」(ERS-1000)は、今年も新色のエスプレッソ・エディションが発売されるなど、元気に成長を続けています。aiboには、簡単なビジュアルプログラミングのツールを使うことで、自分でオリジナルの動きをaiboに教えることもできるようになっていて、ロボットプログラミングの勉強にも使えるというお利口さんです。また、ソニーだけでなく、パートナー企業が開発したさまざまなアプリケーションも無料で利用でき、いろいろなお手伝いやお遊びを追加できます(たとえば、セコム・ホームセキュリティと連動したお留守番など)。そこに、日本の高校生たちの技術も貢献しています。

ソニー教育財団では、2018年から「高校生エンジニア体験プログラム」を実施しています。公募により選ばれた高校と高専の生徒たちが、aiboのアプリケーションを開発を体験するというものです。生徒たちは、約2カ月かけてアプリケーションの企画開発を行いますが、開発に必要な環境はソニーから無償で提供され、ソニーのaibo開発チームの指導や助言が受けられます。そうして開発されたアプリケーションのなかから、ユーザーの生活に喜びや感動を与えると思われたものが、ソニーの承認を受けて一般公開されます。

2022年夏にリモートで開催されたプログラムには、次の6校が参加しました(カッコの中は開発したアプリケーション)。愛知工業大学名電高等学校(aiboard)、阿南工業高等専門学校(Findoubo)、大宮北高等学校(見守りaibo)、芝浦工業大学付属高等学校(NAVIaibo)、広島工業高等学校(熱中症対策aibo)、普連土学園高等学校(Medibo: お薬aibo)。
愛知工業大学名電高等学校aiboardチームのみなさん。

愛知工業大学名電高等学校aiboardチームのみなさん。


このなかから2月3日、愛知工業大学名電高等学校の作品がまず公開となりました。同校が開発した「aiboard」(アイボード)は、aiboといっしょにスゴロクが遊べるというもの。ゲームでハートを集めると、集めた数に応じてaiboからオリジナルカードで愛のメッセージが届きます。aiboの正規オーナー(My aibo登録者)は、aiboardを無料で利用できます。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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