「他の多くの企業と同様に、昨年、当社のビジネスモデルを戦術的に再編した結果、市場の状況に合わせるために、チームのサイズや構成に痛みを伴うが必要な調整が行われました。私たちは、その影響を受けた人たちがどれほど大変だったかを感じるとともに、Cometeerのこれまでの歩みに一役買ってくれたすべての人たちに感謝の気持ちを持ち続けています」
インベスターD1キャピタルはコメントを控えた。投資家のElephant(エレファント)とGreycroft(グレイクロフト)は、コメントの要請に応じなかった。CometeerのパートナーであるCounter CultureとKlatch(クラッチ)も、コメントの要請に応じなかった。Joe Coffeeの創業者兼CEOであるジョナサン・ルービンシュタインは、「彼らは我々にとってすばらしいパートナーであり、偉大なミッションを持っていると思います」と述べている。
Cometeerの2022年12月のレイオフのニュースは、フードニュースサイトのNosh(ノッシュ)が最初に報じた。
公開市場が縮小し、ベンチャーキャピタルがスタートアップに支出を減らし、利益を重視して現金をため込むよう促しているため、2022年後半にレイオフを実施したり、困難に直面したスタートアップはCometeerだけではない。Alphabet(アルファベット)、Amazon(アマゾン)、Microsoft(マイクロソフト)などのテック企業は最近、数千人の雇用を削減し、Stripe(ストライプ)のようなシリコンバレーの高名なユニコーン企業でさえ数千人を削減した。このような環境は、Allbirds(オールバーズ)やEverlane(エヴァーレイン)のような企業での大規模なレイオフや他のスタートアップの閉鎖など、Cometeerのビジネスに近い小売や消費者への直接販売ブランドにとって特に厳しいものであることが証明されている。
しかし、Flexport(フレックスポート)やLattice(ラティス)のような大規模なスタートアップでは、不満が募っていた元スタッフへCEOからの手紙や支援の約束があったのに対し、Cometeerは沈黙を守っている。(また、LinkedInのプロフィールやソーシャルメディアのアカウントから、Cometeerで働いていたことを一切削除している者もいる)。
他の社員と同様に、Cometeerに採用された後、騙されたと感じたある元社員は、「彼らはいい外見を装っているとおもいます」と言った。「機能不全に陥ったスタートアップに関する記事や番組を見て、『いや、うちは違う!』と思ったものです」と、別の社員は語った。
「そして、時間が経つにつれて、それが真実でなかったことに、とても意気消沈しました」