【2月第1週資金調達まとめ】「科学的介護」進めるRehabが11億3000万円を調達

イムノセンス

調達額:5億円
調達先:関西イノベーションネットワーク投資事業有限責任組合 / 紀陽成長支援1号投資事業有限責任組合 / KIRIN・GB投資事業有限責任組合 / 住友ファーマアニマルヘルス / 凸版印刷 / 日本政策金融公庫 / MMCイノベーション投資事業有限責任組合 / りそなキャピタル6号投資事業組合 / SMBCベンチャーキャピタル産学連携3号投資事業有限責任組合 / 他社名非公開1社
備考:シリーズB-2ラウンド

電気化学免疫測定法「GLEIA」により、POCT向け免疫センサー(血液検査デバイス)の開発を行う大阪大学発の医療機器スタートアップ。

「GLEIA」は、サンドイッチ免疫測定法において抗体標識に金ナノ粒子を用い、その量を電極とポテンショスタットにて電気化学的に定量することで、簡便なシステム構成で高い検出感度を実現する同社の特許技術。

この「GLEIA」を活用し、様々な現場で利用できる小型迅速簡易POCTSYSTEMを供給している。

POCT向け免疫センサーは、心筋梗塞、心不全、血栓症など様々な疾患の早期診断や経過観察に貢献できる血液検査デバイス。

免疫反応と電気化学を組合わせた革新的なデバイスであり、既存の大型検査装置と比較して、小型・軽量(モバイル)で、1滴の血液から短時間かつ高精度の検査が可能であるという強みを持っている。

他には各種デバイス、バイオセンサ、分析機器の設計・開発・試作から用途開発の調査、解析データを活用した事業提案、コンサルタント業をはじめとしたバイオセンサ全般の開発の調査・研究業務を行っている。

2023年2月には、第三者割当増資と融資により、関西イノベーションネットワーク投資事業有限責任組合、紀陽成長支援1号投資事業有限責任組合、KIRIN・GB投資事業有限責任組合、住友ファーマアニマルヘルス、凸版印刷、日本政策金融公庫、MMCイノベーション投資事業有限責任組合、りそなキャピタル6号投資事業組合、SMBCベンチャーキャピタル産学連携3号投資事業有限責任組合、他社名非公開1社を引受先として総額5億円の資金調達を実施。

調達した資金は、心血管系を中心とした測定対象のバリエーションを拡充すると共に、既に進行中の大手企業との共同事業開発を加速し、新たな製品を連打し、確実な収益化に繋げていき、加えて、マーケティング機能や薬事対応、品質保証体制を抜本的に見直し、事業体としての基礎体力の強化に充てられる方針だ。
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文=STARTUP DB

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