【2月第1週資金調達まとめ】「科学的介護」進めるRehabが11億3000万円を調達

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、2月1週目の“注目のトピック”として選ばれた5件の資金調達について紹介する。

Rehab for JAPAN

調達額:11億3000万円
調達先:SMBCベンチャーキャピタル(リード) / JPインベストメント(リード) / 小野デジタルヘルス / オムロンベンチャーズ / Aflac Ventures LLC / やまと社会インパクトファンド / MTG Ventures / エンジェル投資家
備考:シリーズDラウンド

介護事業所向けリハビリSaaSサービス「リハプラン」の開発提供を行うスタートアップ。

「リハプラン」は、機能訓練業務を誰でも簡単・安心・効果的に行えるクラウドソフトで、最新の高齢者データベースをもとに、2200種類と500セットの目標・運動プログラムから最適な計画・訓練を自動で提案する。

また、職員の書類業務負担軽減・介護事業所の差別化・売上アップの支援までも一元的に支援することが可能だ。

2020年10月末時点で導入事業所数は556所に達し、順調にサービス拡大を続けている。

2023年2月には、シリーズDラウンドにて、SMBCベンチャーキャピタル、JPインベストメントをリード投資家に、小野デジタルヘルス、オムロンベンチャーズ、Aflac Ventures LLC、やまと社会インパクトファンド、MTG Ventures、他エンジェル投資家を引受先とする第三者割当増資を実施。

調達した資金は、既存事業の飛躍的な成長拡大に向けての組織基盤の強化と、新規事業の立ち上げを実現し、高齢者中心の介護ヘルスケアプラットフォームづくりに充てられる方針だ。

justInCaseTechnologies

調達額:5億7000万円
調達先:非公開
備考:シリーズBファーストラウンド / 複数社からの調達

SaaS型保険システム「joinsure」を開発、提供するスタートアップ。

「joinsure」は、SaaS型のクラウド保険業務システムで、保険募集システム、契約管理システム、保険金請求管理システムから成り立っている。

新会社立ち上げ時、新商品開発時、プラットフォーマーとの連携時のミドルシステムとしての導入などに幅広く活用することができる。

少額短期保険事業のみならず生損保の保険業務にも対応しており、通常のスクラッチ開発対比で初期費用の大幅なコストカットを実現したことに加えて、保険商品を素早くマーケットに投入したり、プラットフォーマーと協業して顧客ニーズにマッチした多様なエンべデッドインシュアランスを推進することを可能とする。

2023年1月には、複数社を引受先とした第三者割当増資により、シリーズBファーストラウンドにて5億7000万円の資金調達を実施した。

今回の調達により、「joinsure」の提供拡大や機能の充実、またそれに係る人材の採用を主に強化し、事業成長を図る方針だ。
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文=STARTUP DB

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