もちろんヘッドは同社の特徴でもある、スリーヘッドシェーバーを採用し、360-Dフレックスヘッドで、顔の輪郭や凹凸にしっかり密着。毎分5万5000回カットする27枚刃搭載とパワフルさも備えている。また自動研磨システムを搭載しているので、替刃の交換サイクルは、毎日使用しても約2年と耐久性も高い。メンテナンスも水洗いだけでオイル差しも不要と手軽なのもポイント。
360-Dフレックスヘッド。ヘッドを開けて水で丸洗いするだけなので、メンテナンスもカンタン
「現在」の若者=Z世代向け
発表会では山田氏に加えて、ゲストに世代評論家の牛窪恵氏と、Z世代で営業職をしている、ショウさん、ダイキさん、タクミさんが登壇し、「Z世代座談会」を開催。牛窪氏はZ世代について、「デジタル世代と言われています。特に小中学校からいわゆる動画とかSNSというものに囲まれて育ってきた世代。だからこそ、時間の使い方非常に効率的で、同時にご自身の趣味とか嗜好みたいなものが合う人をSNSでフォローして、そういった情報を日々見ている。情報のインプットの仕方がSNSや動画に囲まれていたりするからこそ、他の世代とはまたちょっと違う」と説明。さらに牛窪氏は「ジェンダーレスの志向が強く、やはり『タイパ』、タイムパフォーマンス志向というか時間対効果というのがZ世代をすごく強調している」とのこと。それを裏づけるように、事前に5000Xシリーズを試用していたZ世代の三人は「朝とかもながらで使えるようになったのが、個人的には推しポイント」(タクミさん)、「何も考えずに慎重にやらなくてもきれいに剃れるので、朝のすごい嫌だった時間がすごいストレスフリーになりました」(ダイキさん)、「実は学生時代にヒゲ脱毛しちゃってまして、それでもポツポツ生えてくるのですが、(5000Xシリーズを)何も見ずにグルグル回してるだけ」(ショウさん)と、手軽でカミソリを使うよりもカンタンでラクであることを話していた。
Z世代として登壇し、実生活でしている「タイパ」について語るショウさん(左)、ダイキさん(中)、タクミさん(右)
フィリップスは、現時点での若者がZ世代に当たるため、今回の製品を若者向けかつZ世代向けといったアピールをしている。電動シェーバーの利用率が低いZ世代ではあるものの、5000XシリーズはゲストのZ世代3人のニーズには合致していたよう。Z世代が若者から成長したときに、電動シェーバーを愛用し続けるかが今後のポイントになりそうだ。