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2023.02.02 12:00

オープンAIが月額20ドルのChatGPT有料版「プラス」を提供開始

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AIスタートアップのユニコーン企業オープンAI(OpenAI)は、11月にリリースしたAIチャットボットを収益化する準備を整えた──。同社は2月1日、「ChatGPT」の月額20ドルのサブスクリプション版「ChatGPT Plus」の提供を米国で開始するとアナウンスした。 

このサービスの利用者は、「ピーク時の優先アクセス」に加え、レスポンス時間の短縮や「新機能への優先アクセス権」が得られるという。有料版は、最初は米国のみで始動し、ウェイティングリストに登録したユーザーに招待状が送付される。同社はまた、近日公開予定のChatGPTの APIについても、ウェイティングリストを公開したと発表した。

オープンAIのプレジデント兼会長のグレッグ・ブロークマンは、今から数週間前にDiscord上で「ChatGPTをマネタイズする方法」 についての意見をユーザーに求めていた。一部のユーザーは、1月に新機能への早期優先アクセスなどを含む月額42ドルのプロ版のオファーを見たことを報告していた。

オープンAIが11月下旬に公開したChatGPTは、5日間で100万人以上のユーザーを獲得した。それ以来、サム・アルトマンCEOが率いる同社は、次々と新たな発表を行っており、1月中旬には、マイクロソフトが同社に最大100億ドルの投資を検討中で、評価額が290億ドル(約3.7兆円)に達する可能性があると報じられた。

マイクロソフトはその後、新たなAIツールや既存のプロダクトの統合を次々と発表しており、専門家は、同社がグーグルに近い将来、挑戦状を突きつけると考えている。

オープンAIは31日に、人間が書いたテキストとAIが生成したテキストを区別する「classifier(クラシファイアー)」と呼ばれるツールを発表した。同社は、このツールがまだ未完成で信頼性が低いと述べているが、教育関係者や他のテスターにフィードバックや意見を提供するよう呼びかけている。
forbes.com 原文

編集=上田裕資

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