暮らし

2023.02.03

「木でできている製品」を使うと森林破壊が進む?

木材は再生産可能な資源

木材は、再使用や再利用だけでなく、森林から再生産することができる貴重な資源だ。使う量と植え育てる量のバランスを保てば、いつまでも枯れることなく使い続けられる。

柱や板、紙、燃料(バイオマスエネルギー)といったように、形を変えながら繰り返し利用することもできる。

また、プラスチックとは違って自然界でも微生物の働きにより分解されることから、ゴミになっても安心だ。

CO2を固定できる


木材を使うことでCO2を貯蔵し、地球温暖化を防止できる。

木製品を長く使い続ければ、木材の中に固定された炭素も長く蓄えることになり、大気中のCO2濃度が上昇するのを抑えることができるのだ。

また、鉄やアルミニウムなどと比べて製造や加工に必要なエネルギーが少なく、最終的に化石燃料の代わりにエネルギーとして利用することもできる。

私たちにできること

木製品を使うことで木材の価値が高まり、健全な森林が守られるということを理解していただけたのではないだろうか。

日本が木材を輸入している国の中には、森林破壊が深刻な東南アジアの国もあるため、できる限り国産材を使った木製品を選ぶようにしよう。

【参考】
・政府広報オンライン
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201310/3.html
・林野庁
https://www.rinya.maff.go.jp/j/riyou/kidukai/con_2_3.html
https://www.rinya.maff.go.jp/j/boutai/yunyuu/attach/pdf/boueki-9.pdf
・環境省
https://www.env.go.jp/nature/shinrin/index_1_2.html


※この記事は、2022年1月にリリースされた「エシカルな暮らし」からの転載です。

文=エシカルな暮らし編集部

ForbesBrandVoice

人気記事