健康

2023.02.01

米国の未成年、コロナ感染が主な死因の一つに

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CDCのガイドラインによると、市中感染レベルが「低い」に分類される地域では、屋内でも公共の場でマスクをする必要はない。

「中程度」の場合はハイリスクの人に対し、屋内の公共の場で「高品質のマスク(N95など)」を着用することが「推奨」され、市中感染レベルが「高い」地域では、屋内の公共の場ではすべての人が、高品質のマスクを「着用すること」とされている。

また、地域の市中感染の程度に関係なく、感染の症状がある人や検査で陽性判定が出た人、感染者との接触があった人は、屋内ではマスクを着用すべきとされている。

ハイリスクの人には、65歳以上の人、免疫不全の人、基礎疾患がある人(肥満である、心臓病やがんと診断されている、など)や妊娠中の人が含まれる。

・感染者の隔離

検査で陽性の判定が出た人は少なくとも、人にうつす可能性が最も高い5日間は自宅などで自主隔離することが推奨されている。公共の場に出かけなくてはならない場合や、自宅で同居するほかの人と接する必要がある場合には、CDCが推奨する高品質のマスクを着用することとされる。

検査での感染確認から5日が過ぎ、症状が改善し、薬を服用せずに発熱が24時間起きていない場合は、自主隔離を終了することができる。ただ、10日目までは、高品質のマスクの使用を継続する必要がある。さらに11日目までは、感染した場合のリスクが高い人との接近は避けるべきとされている。

また、CDCはワクチン接種を受けていない人について、公共の場では他の人との間に少なくとも約2メートルの距離(ソーシャルディスタンス)を取ることを推奨している。

査読済み論文を掲載するオープンアクセスジャーナルのBMCインフェクシャス・ディジージズに昨年掲載された論文によると、感染症のパンデミック(世界的大流行)の初期に感染拡大を防ぐための対策として最も重要なのは、「自主隔離と自宅待機命令」だとされている。

forbes.com 原文

編集=木内涼子

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