経営・戦略

2023.02.01 12:30

スティーブ・ジョブズも実践した、経営者の危機の乗り越え方|ポケトーク松田憲幸 #1

ポケトーク代表取締役社長の松田憲幸

彼がデジタル家電製品やソフトウェアの開発・販売を行うAppleに復活してきイノベーションのみを追い求めるハイリスク投資で時に一番に何をやったかというと、最もAppleが、もしくはAppleファンが”大嫌い”なビル・ゲイツ(Microsoft共同創業者)さんと組むことだったんですよね。ビル・ゲイツさんにお願いして1.5億ドルもの出資を受けたのです。
advertisement

これは普通できることではありません。実際、出資の情報が公開された時のブーイングは凄かったそうです。

でもその提携後、Appleの株価は大きく上がり、今では300兆円規模の企業です。これはスティーブ・ジョブズさんが真っ先に「プライドを捨てる」ことができたからです。

社長になるとプライドが高くなってしまって「そこまでしたくないわ、俺」という人、結構多いです。危機に直面したときでも「あいつだけには頼みたくない」とか。
advertisement

でも、スティーブ・ジョブズさんがビル・ゲイツさんに出資をお願いしに行った事と比べたら、たぶん皆さんの持っているプライドって小さいですよね(笑)。

経営者は会社にとって重要だと思ったら、自分のプライドなんかすぐに捨てて、なんでもやる。それが長年経営を続ける上で大切な心構えのように思います。

文=伊藤紀行 提供元=DIMENSION NOTE by DIMENSION, Inc. 編集=露原直人

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事