製品

2023.01.31 08:20

新型Apple WatchはSeries 9ではなく「Apple Watch X」になる可能性

Getty Images

Getty Images

アップルは今年後半にApple Watchの最新シリーズを発表すると見られているが、フランスのテック系メディアiPhoneSoftによると、このモデルの名称は「Apple Watch Series 9」ではなく、「Apple Watch X」になる可能性があるという。

アップルは、2017年に発表したiPhoneを「iPhone 9」ではなく、「iPhone X」と呼ぶことにしたが、その理由は表向きには、iPhoneの10周年を記念する端末だったためとされていた。iPhone Xは実際、顔認証に必要なモジュールを格納するためのノッチを初めて搭載した端末で、iPhoneのデザインにおける大きな転換点を示しており、「9」ではなく「X」の名称を使用することで、それを強く印象づけることに成功した。

しかし、もうひとつ別の見方も存在する。「9」という数字の日本語の発音は、「苦」に似ていることから、不吉な数字とされているのだ。アップルは、モバイルテクノロジー市場が最も大きな落ち込みを見せている今、同じ理由でApple Watchの最新シリーズの名称に9を使わないのかもしれない。iPhoneSoftは、この情報のソースがアップルの社内の人物だと述べている。

今年9月にリリースされる見通しのApple Watchは、2015年に発売された初代のモデルから数えて10番目のスマートウォッチとなる。しかし、これまでのリーク情報から考えてこのモデルは、かつてのiPhone Xに見られたようなダイナミックな変化があるものではなさそうだ。アップルは、新たにマイクロLEDディスプレイを搭載したウォッチを開発中と報じられているが、その登場は2024年以降になる見通しだ。

アップルは昨年のApple Watch Ultraで、スポーツ向けウォッチという新たな方向性を打ち出したが、今年のメインラインのウォッチにどのような刷新を盛り込むのかを予想することは難しい。いずれにせよ、Apple Watchの最新シリーズは今年9月にアナウンスされる見通しだ。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事