マスクは、2022年の中間選挙で共和党を支持し、自らが「言論の自由の擁護者」であると述べながらも、自身を批判する人々のツイッターアカウントを停止したことで批判を浴びていた。CNNによると、マッカーシー議員は26日に58歳の誕生日を迎えており、この件に関して記者団に「私の誕生日に来てくれた」とだけコメントした。
共和党は現在、2月の下院監視委員会で、バイデン大統領の息子のハンター・バイデンのノートパソコンに絡むニュースを、ツイッターがどのように隠蔽したかを検証するための準備を進めているとされており、この件は、先日マスクが公開した「ツイッター文書」と呼ばれる内部文書でも触れられていた。
フォーブスは、マッカーシー議員とジェフリーズ議員の事務所にコメントを求めたが、現時点で回答は得られていない。
マスクはここ最近、民主党のへの批判をますます強めており、1月上旬には、ワクチンの2回目のブースター接種が「役に立つのかどうか不明だ」と述べるなど強硬派の論調を繰り返している。彼はまた、トランプ前大統領が再びツイートを始めた場合、バイデン政権がその権限を乱用し、「連邦機関を武器にしてツイッターに対抗しようとするかもしれない」と、根拠のない主張を行っている。
マスクの最近の行動は、議会の民主党議員との衝突を引き起こしており、エリザベス・ウォーレン議員はメディアの取材に、マスクが「市場全体を自分のエゴのために導くことを懸念している」と語った。
マスクに対する最大の批判のいくつかは、彼の恣意的なアカウント停止の決定に対するものだ。昨年12月にマスクは、彼のプライベートジェットを監視するアカウントへのリンクを共有した複数のジャーナリストのアカウントを停止にしたが、その後のツイッター上の投票で回答者の大半がアカウントの復活に賛成したため、停止を解除した。
一方、ツイッターは、モデレーションのルールをめぐり、欧州で圧力にさらされている。欧州連合(EU)はマスクに対し、コンテンツポリシー等に関する「広範な独立監査」に応じなければ、ツイッターを欧州で禁止する可能性があると警告したと報じられている。
(forbes.com 原文)