健康

2023.02.05

米国のアルコールへの執着、いつか消える日は来る?

Getty Images

さらに恐ろしいのは、世間に対して発信されるアルコール関連情報だ。CDCは「米国人のための食生活ガイドライン(The Dietary Guidelines for Americans)」の推奨事項に基づき、飲酒が法的に許されている年齢の成人は飲酒をしないか、適量を飲むよう勧めている。適度な飲酒の定義は、男性の場合1日2杯以下、女性の場合1杯以下だ。

飲酒をする場合の害が、飲酒により得られるとされるメリットをほぼ確実に上回っているのに、なぜ適度な飲酒が推奨されているのだろう? 世間に対する推奨事項は、タバコの喫煙と同様、飲酒をしないことになるべきだ。

1月には、多くの米国人が「Dry January(禁酒の1月)」のキャンペーンに参加し、これまでの飲酒の習慣による悪影響を断ち切ることを目指した。このキャンペーンは、飲酒を一切やめる取り組みとして「Forever Dry(永遠に禁酒)」に改名すべきだ。アルコールは薬物で、それ相応の扱いを受けるべきなのだ。

forbes.com 原文

翻訳・編集=出田静

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