プレビンは、CIOはハイブリッドワークプレースを支援し、ワークプレイステクノロジーと企業のエンタープライズシステムを強化するデザイナーの役割をより大きく担うことになると予測している。プレビンは「それはとても奉仕的な役割なのです」という。「私たちが奉仕するのはそうした『他の人に奉仕する人たち』です。すべての人が人生で最高の仕事ができるようにするお手伝いをするのが私の役割です。人が何かに苦労している時間は、本来やるべきことから目をそらされている時間です。私たちの仕事は、そのような経験を追い、環境から不便さを取り除き、人々が最高の仕事をできるようにすることです」
エンタープライズテック分野におけるデザイン思考は「まず体験のレンズを通して考え、次にソリューションを生み出すという、多くの人にとって本当に斬新なコンセプトでした」とプレビンはいう。「かつては、物事を扱うのは難しいという事実を受け入れていただけで、どうにも不格好な経験でした。しかし今、職場に来た人は、目の前の環境に対して『これらは私が誰であるか、私の仕事が何であるか知っているはずだ、なにしろ世の中はこれらに何十億ドル(何千億円)も費やしているのだ』と思っています。これまでの経験以上に良いもののはずだ、人生の中で最高の経験であるべきだということです。口にするのは簡単ですが、実行するのは難しいことです。しかし、それこそがCIOが向かうべき方向なのです。人びとを意識させずに必要なもので囲み、ハイブリッドワークを可能にします。ハイブリッドワークはセキュリティ、リモートアクセス、働き方、文化などの観点から適切に解決する必要がある、IT課題の非常に重要な目標となるでしょう」
(forbes.com 原文)