2023.01.29 12:00

電気だけで完走できるか?日産アリアで北極─南極の2万7千kmの旅に挑戦!

ラムジー氏が乗る4輪駆動のアリアは今から各国に導入されるが、日産によると、この4輪駆動システムでは、各ホイールに独立してブレーキをかけ、コーナリング能力を最適化することができるそうだ。

また、2つのモーターを搭載する車では、高速道路での巡航時にリアモーターを停止してパワーを節約することも可能。ただし、フロントモーターを停止させることはできない。

ハイテクを駆使したアリアは、従来の12.3インチのインフォテインメント・タッチスクリーンと、12.3インチのドライブディスプレイを採用している。ダッシュボード上のごちゃごちゃしたものを整理するため、アリアは「本物の」スイッチをほとんど使わず、それらが触覚フィードバック付きのタッチセンシティブになっている。

日産のEVは、「e-pedal」が命。アリアは、リーフと同じようにワンペダルで運転できるクルマだ。加速するときはスロットルを踏み、減速するときはスロットルを離す。ラムジー夫妻は、1日に最も多くの距離を走るために、アリアのe-pedalの設定をマスターしたいと思うに違いない。



ラムジーを羨ましく思うことはない。極端な気象条件の中で27300kmを走破する計画など、壮大としか言いようがない。知りたい重要な事実のひとつは、夫妻は毎日どのように充電するのかということ。ガソリンか灯油を燃料とする発電機が1台か2台、搭載されているに違いない。やはり、結局は化石燃料に頼るしかないのか。だとすれは、それは環境派のラムジー氏にとって、ジレンマではないだろうか?

国際モータージャーナリスト、ピーター・ライオンが語るクルマの話
「ライオンのひと吠え」 過去記事はこちら>>

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事