モーニングコンサルトが1月12日に公表したデータで、テスラを好意的に見るアメリカ人の割合は、昨年1月には28.4%だったが、直近ではわずか13.4%に落ち込んだことが判明した。マスクは、1月25日に行われたテスラの第4四半期決算説明会で、この調査結果について尋ねられ、全く気にしていないと述べた。
「私は1億2700万人のツイッターのフォロワーを持っており、しかもその数は急速に増え続けている。私は、一部の人には人気がないかもしれないが、私のフォロワー数の多さが、人気の高さを物語っている」と彼は述べた。
マスクはさらに、こう続けた。「私は、おそらく世界で最もインタラクティブなソーシャルメディアのアカウントであり、ツイッターでは間違いなくそうだ。そして、それはツイッターが買収される以前からのことだった。ツイッターは、テスラへの需要を喚起するための非常に強力なツールだ」
彼がこの発言を行ったのは、テスラが2022年の第4四半期決算発表で、売上高が前年比37%増の243億ドルに上昇し、アナリスト予想の242億ドルを少し上回ったと発表した直後のことだった。純利益は37億ドルで、1株当たり1.19ドルとなり、市場予想の1.13ドルを上回った。
テスラの投資家は、ツイッターを440億ドル(約5.7兆円)で買収して以降のマスクが、ツイッターの経営に気をとられすぎていると考えている。過去3カ月間にマスクが行った、従業員の削減やトランプ前大統領を含む物議を醸す人物のアカウントの復活などの施策は、大手企業の広告の引き上げにもつながっている。
しかし、マスクは、自身のツイッター上での人気ぶりが、他の企業が見習うべき手本だとも述べている。
「私は、自動車メーカーやその他の企業にも、ツイッターをもっと活用し、興味深く、有益で、面白い方法でアカウントを利用することをお勧めしたい。テスラがそうであったように、ツイッターは販売促進の一助となるはずだ。ツイッターの本来の価値は、不満を持つ一部の人々を除けば、明らかに巨大だ」と彼は述べた。
テスラの株価は、25日のナスダック市場でほとんど変化せず、同社の決算発表前の終値は144.43ドルだった。
(forbes.com 原文)