2023.02.05

時代を読む、ストーリーのあるホテルNo.25 「マンダリン オリエンタル 東京」

これが話題のロビー・フロントエリアから見る東京の情景。贅沢なガラス窓からの東京はダイナミックな都会、ホテルはその都会の中心地に位置。

マンダリンとの個人的な出会いはスパの存在にあった。世界的な人気のスパを所有する「マンダリン オリエンタル バンコク」(旧オリエンタル バンコク)に始まり、ロンドン、チェンマイ、リビエラ・マヤなど世界各国で、その土地の伝統やホリスティックな数々のシグネチャー・トリートメントに魅了されてきた。ここ東京の「ザ・スパ・アット・マンダリン・オリエンタル・東京」でも、東京ならではのトリートメントが数々提案されている。

スパは37階に位置しトリートメントルームとスイートが4室。中でも、特別オファーのひとつに「トータリー トーキョー 日本橋から‘5’の旅へ」は、緑茶、松、竹、梅を使用、‘五街道の起点日本橋から東京の喧騒を離れ平穏を取り戻す五感の旅へと導く’というオリジナルトリートメントに注目。

スパは37階に位置しトリートメントルームとスイートが4室。中でも、特別オファーのひとつに「トータリー トーキョー 日本橋から"5"の旅へ」は、緑茶、松、竹、梅を使用、"五街道の起点日本橋から東京の喧騒を離れ平穏を取り戻す五感の旅へと導く"というオリジナルトリートメントに注目。


ホテル滞在で最も心が高揚する楽しみは、やはり滞在中の美食体験だ。「マンダリン オリエンタル 東京」には料飲施設が12カ所、カジュアルからエレガントなダイニングまで、日本橋三井タワーの37階、38階、2階、そして1階に揃っている。中でもメインとなるのは、フレンチファインダイニング「シグネチャー」と、広東料理「センス」だ。人気を二分するこれらレストランはタワーの37階にあり、素晴らしい眺望が楽しめる。

今回は「センス」で絶品の広東料理を満喫した。二人の料理長により披露されたのは、「本場よりも美味しい広東料理」と謳う料理長自慢の数々。時折り会話に加わってくれた料理長とは、個人的にも大好物の‘広東料理の美味しい話’で大いに盛り上がった。

明るい色遣いが現代的なリニューアル後のフレンチファインダイニング「シグネチャー」。

明るい色遣いが現代的なリニューアル後のフレンチファインダイニング「シグネチャー」。


常に賑わいのある絶品の広東料理「センス」。ダイナミックな夜景と広東料理のヘルシーで繊細な料理が人気。

常に賑わいのある絶品の広東料理「センス」。ダイナミックな夜景と広東料理のヘルシーで繊細な料理が人気。


充実した施設の揃う都会のホテルでは、外に一歩も出ずに館内の施設をくまなく利用、ホテルの魅力を堪能することがお勧めだ。特に都会の高級ホテルには素晴らしい設備が整っている。ホテルでの過ごし方や過ごす目的は様々だが、たとえ1泊の滞在でも、まるで1週間も過ごしたように気持ちが和らぎ、リセットされる。時にはこうして我儘な大人時間をホテルですごすのも日常のエッセンスとなろう。

柔らかく美味しそうな「国産活鮑のオイスターソース煮込み」は新鮮な蝦夷鮑を特製のオイスターソースでじっくり煮込んだ一皿。

柔らかく美味しそうな「国産活鮑のオイスターソース煮込み」は新鮮な蝦夷鮑を特製のオイスターソースでじっくり煮込んだ一皿。

「佛跳牆(ファッティウチョン)」は福建省の超高級料理。「お坊さんですら垣根を飛び越えてでも飲みたいと思うスープ」という意味があり、鮑、フカヒレ、シイタケなど超高級乾物の旨味がスープに溶け出し香りや旨味が絶品。

「佛跳牆(ファッティウチョン)」は福建省の超高級料理。「お坊さんですら垣根を飛び越えてでも飲みたいと思うスープ」という意味があり、鮑、シイタケなど超高級乾物の旨味がスープに溶け出し香りや旨味が絶品。



マンダリン オリエンタル 東京
東京都中央区日本橋室町2-1-1
03-3270-8800(ホテル代表)
http://www.mandarinoriental.co.jp/tokyo

文=せきねきょうこ

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