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2023.01.25 17:00

NBAのスター選手は、どのように「ただのリッチから富裕」になったのか

フィラデルフィアのスターセンター、ジョエル・エンビード

エンビードをジェームズやデュラントと比較することは、コート内でもコート外でも、ほんの数年前には想像もつかないことだっただろう。カメルーンで育った彼は、16歳のとき初めてバスケットボールをプレイした。彼はカンザス大学から2014年のNBAドラフトで第3位だったが、怪我のせいで、最初の3年間はほとんど活躍できなかった。
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彼はその逆境から浮上した。彼の13歳の弟、アーサーは、学校から家に歩いている間にトラックにはねられ、2014年に死亡した。この秋、エンビードはその弟の名前を冠した財団を立ち上げ、フィラデルフィアを拠点とする非営利団体に投資し、地元の家族、ホームレス支援団体、第一線で働く人々のための新型コロナ抗体検査の開発努力などを支援してきた。パンデミックの初期に、76ersが一部の従業員の給与を一時的にカットする予定であることが漏れたとき、エンビードはその差額を補うために寄付をすると言い、世論の圧力を受けてチームはその決定を覆すことになった。

「彼は恩返しをする責任を理解しています」と語るのは、2017年のMLBオールスターゲームに共に参加した際にエンビードと出会ったニューイングランド・ペイトリオッツのオーナー、ロバート・クラフトだ。クラフトは、エンビードとのつながりを意外に思う人もいるかもしれないと認めつつ、彼は、エンビードに対する「とてつもない愛情」があり、10月の結婚式の独占招待リストに載せたという。

エンビードは出席できなかったが、贈り物を送りたいということで、クラフトは、彼の妻の母と働いていた医療従事者の娘のために、妻とともに設立した大学のための資金への募金へと彼を案内した。クラフトとエンビードは、そのプレゼントの金額を公にすることを避けたが、「とても気前がよかった」とクラフトは言い、「あの金額ほどのプレゼントをした人たちはいなかった」と付け加えた。
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「特にアフリカから来た私は、このポジションにいる幸運な一人です」とエンビードは言う。「特にアフリカでの学校建設や病院建設などの支援に関して、大きな目標を持っているんです」。

ルービンは、エンビードがそのようなプラットフォームに協力することに疑いはない。

「NBAのスターで億万長者って何人いますか? 2人?」 ルービンは、マイケル・ジョーダンとジェームズに言及して言う。「私はジョエルがそうなる可能性があると思います。彼は、そのことに集中し、それを大切にしています。彼は自分の稼ぎの多くを投資し、それを賢い方法で行っています。そしてそれがさらなる成功へ続くのです」

forbes.com 原文

翻訳=上西雄太

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