これまで第25太陽活動周期は、太陽の裏側で黒点を作り出していることで知られているが、1月9日、NASAの太陽観測衛星は極紫外線放射事象を捉えた(メイン画像)。その放射は太平洋に短波の電波障害を起こした。
Confirmed: NOAA & NASA predictions agree a coming #solarstorm will graze Earth by Jan 19. Slow traffic in the solar wind ahead will likely cause a pileup before the storm so effects begin Jan 18. #Aurora possible to mid-latitudes. #HF & #GPS signal disruptions on the nightside. pic.twitter.com/tC688quwMn
— Dr. Tamitha Skov (@TamithaSkov) January 15, 2023
地球における太陽フレアの影響は突発的なものだが、その後にしばしば起きる現象はより気づきやすい。黒点と太陽フレアから、コロナ質量放射(CME)が発生することがある。CMEは太陽コロナのプラズマと磁場の大規模な発生であり、地球に届くまで15~18時間かかる(太陽系のあらゆる方向に向けられる可能性がある)。CMEが地球に訪れると、地球の磁場を著しく乱す磁気嵐を生じさせる可能性がある。
米国海洋大気庁(NOAA)宇宙天気予報センターの予報チームは、Mクラス太陽フレアとCMEが磁気嵐を起こす可能性があると予測している。
これは、強力なオーロラが発生するかもしないことを意味している。
アイスランドのオーロラ(Getty Images)
今後、考えられる結果の1つがより強力で頻繁なオーロラの出現だ。CMEが訪れると、地球の磁気圏が極に向かう磁力線に沿って荷電粒子を加速する。その結果、より明るいオーロラがより頻繁に発生する。
通常、北極圏と南極圏がオーロラを見るのに最適な場所だが、強力な磁気嵐の期間中は「オーロラオーバル」のサイズが大きくなるため、普段はオーロラを見ることができない地域、たとえば米国や欧州西部に住む人たちも時々目にすることができる。ソーラーマキシマムに近づいている現在、オーロラは最も頻繁に発生し、最も壮観だ。
澄み切った空と大きな瞳に願いを込めて。
(forbes.com 原文)