先ごろ発売された王子の自伝『SPARE』の出版契約のほか、夫妻はテレビ番組やポッドキャスト番組の制作について、複数の契約にサイン。それらによって手にした金額は、合計およそ1億3500万ドル(約174億円)にのぼるとされている。
自伝出版の前払い金として王子が受け取った金額は、2000万ドルとされる。同書の英語版は発売初日の売り上げが140万部を超え、2020年に出版されたバラク・オバマ元米大統領の回顧録が打ち立てた記録(初日に約89万部を販売)を更新した。メーガン妃もまた、2021年に児童書「The Bench」を出版。このときの契約金は、61万8000ドルと伝えられている。
サセックス公爵夫妻にとって最も高額の契約となっているのは、王室を離脱した年の9月にNetflixと結んだ5年間で総額およそ1億ドルの契約だろう。夫妻はドキュメンタリーや長編映画、子ども番組などを制作することになっている。
昨年12月にはドキュメンタリー・シリーズ、「ハリー&メーガン(Harry & Meghan)」と「世界を導くリーダーたち:信念は社会を変えた!(Live to Lead)」を公開。英王室でのさまざまな経験を“暴露”した話題作の「ハリー&メーガン」は、Netflixが配信するドキュメンタリー番組の視聴時間の記録を塗り替えている。
2020年12月には、夫妻はスポティファイと3年間の契約を結び、ポッドキャスト番組の制作を開始した。業界関係者によると、契約金は1500万~1800万ドルとされている(一部には、2500万ドルとの報道もある)。
そして、昨年8月に配信を始めたメーガン妃の「アーキタイプス(Archetypes)」は一時、Spotifyのチャートで人気番組「ジョー・ローガン・エクスペリエンス(The Joe Rogan Experience)」を追い抜き、1位になっていた。