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ビジネス

2023.01.24

日本一ノートを売る企業コクヨ、トップ社員「最強のメモ術」

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日本一ノートを売る会社、コクヨの社員、下地寛也氏の書いた『考える人のメモの技術』(ダイヤモンド社)が、発売から1週間たらずで重版という売れ行きで話題だ。下地氏はこれまで、数多くの、「仕事ができる」といわれる人たちのメモ術をリサーチしてきた「ノートのプロフェッショナル」である。

下地氏に以下、「最強のメモ術」についてご寄稿いただいた。


コクヨ社員のノート:複数のノートを使い分けている人が多い

私はコクヨという日本で一番ノートを作っている会社で30年以上働いています。こう言うと、さぞノートの取り方にもこだわりがあるんでしょうねと思われるかもしれません。

たしかにずっとコツコツとメモを取る習慣はありました。しかしながら、数年前まではこれと言ったノウハウというものを意識したことはありません。

コクヨ社員のノートの使い方とは

そんなある日(といっても7年前の2016年ですが)、これまで数冊の本を出版していただいていたKADOKAWAの編集者さんから「ノート術の本を書いてもらえませんか」というオファーをいただきました。

そんなこともあり、私はこのテーマにはじめて向き合いましたが、体系だったノート術、メモ術という答えに、そのときはたどりつくことができませんでした。

実際にコクヨ社員のノートを調べて、何がポイントなのかを探りましたが、100者100通り。

左:『コクヨのシンプルノート術』/右:『考える人のメモの技術』

左:『コクヨのシンプルノート術』/右:『考える人のメモの技術』


大きなノートを使っている人もいれば、ハンディなノートを使っている人もいます。横罫、方眼、無地のノート、最近は東大ノートというドット入りの横罫を使っている人も増えています。

ノートに縦線を引いて分割して使う人もいれば、思ったことをなぐり書きでどんどん書いていく人もいます。箇条書きで書く人、図解を駆使して自分の考えをまとめている人など、これがノートの取り方の決定版ということにはなりませんでした。

ただ、わかったことは、ノートのコツについて迷っている人が沢山いること。そして、ノートの使い方を自分なりに工夫している人も本当に沢山いて、それはそれぞれ役に立つノウハウだということに気がつきました。

結果『コクヨのシンプルノート術』(KADOKAWA)というコクヨ社員のノートのコツを100個まとめた書籍を出すことができました。

この本で取り上げたコツは、「日付とタイトルを右上に書く」「キーワードは囲む」「ノートは見開きで使う」「案件ごとに1ページでまとめる」など、一つひとつは当たり前だなというものが多いのです。それでも、ノート術として考えられるコツがある程度、網羅的に拾い出すことができたという達成感を得られました。

ただ、体系的にノートやメモはどう使えばいいのかという法則は、そのときまだ見つかりませんでした。結果的に、その答えに気づくのに4年以上の試行錯誤をすることになったわけです。
次ページ > ノート術、メモ術の共通点

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文=下地 寛也

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