スウィフトのアルバム「ミッドナイツ」のリード・シングルである「アンチ・ヒーロー」は、2014年から2015年にかけてホット100の首位を7週マークした楽曲「ブランク・スペース」の記録を上回った。
ビルボードが音楽販売データを追跡するLuminateから引用したデータによると、「アンチ・ヒーロー」は今週の集計期間中(2023年1月6日〜12日)に、エアプレイ8850万回(6%増加)、ストリーミング1680万回 (3%減少)、セールス7000枚 (15%増加)を記録した。
「アンチ・ヒーロー」は11月に、ホット100で4週間1位を獲得した2014年の楽曲「シェイク・イット・オフ」の記録を追い抜いた。この曲は、現在スウィフトにとって3番目に長くチャートインしたシングルとなっている。
アルバム「ミッドナイツ」の収録曲は、10月の発売と同時にホット100の1位から10位までを独占し、スフィフトはその偉業を達成した初のアーティストとなっていた。ビルボードのホット100は、米国でのストリーミングの数値とラジオでの放送回数および販売データを合算したチャートだ。
スウィフトは12日、英国のバンドThe 1975のロンドン公演にサプライズ出演し、「アンチ・ヒーロー」をライブで初披露していた。
「アンチ・ヒーロー」は、スウィフトにとってホット100チャートで1位を獲得した9枚目のシングルだ。アルバム「ミッドナイツ」の商業的成功は、スウィフトが今年、2018年以来で初めて開催する大規模ツアーの「Eras」のチケット需要を急騰させ、11月のプレセールではチケットマスターのサイトがクラッシュする騒動を引き起こした。
「スウィフティーズ」の愛称で知られるスウィフトのファンは先月、独占禁止法違反の疑いでチケットマスターを提訴した。
今週のホット100ではシザの「キル・ビル」が先週の3位から2位に浮上し、10位にはザック・ブライアンの「サムシング・イン・ザ・オレンジ」が先週の11位から浮上して初のトップ10入りを果たした。
(forbes.com 原文)