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2023.01.18 08:00

アマゾンの大幅な人員削減で、アマゾンフレッシュに黄信号

Getty Images

生鮮食品を販売するアマゾンの実店舗「アマゾンフレッシュ」の米国内の7店舗が、一見するとオープンの準備が整っているのに、「ゾンビ」さながら何の動きも見られないと、ジ・インフォメーションが報じている。今後オープンするつもりがあるのか、人々は疑問に思っている。

それら7店舗に加え、26店舗も新規オープンに向けて動いているが、具体的な開店日は発表されていない。これらの店舗についても、実際にオープンするのか否かは不明だ。誰かが二の足を踏んで、アマゾンフレッシュ事業を停止させているのではないかと勘ぐってしまう。

米国では現在、アマゾンフレッシュの実店舗が42カ所で展開されており、営業は順調だ。レジに並ばずに店を出られる「ジャスト・ウォーク・アウト(Just Walk Out)」技術が採用されており、買い物客は商品に表示されたQRコードをアマゾンのアプリで読み取って決済することができる。アマゾンのアカウントと接続されているため、レジで支払う必要はない。

アマゾンフレッシュは、一から徹底的にデザインされた新タイプの店舗だ。実店舗に足を運んでも、オンラインで注文しても、シームレスなかたちで買い物ができる。商品は低価格で、プライム会員ならその日のうちに配達してもらえる。

品揃えは、全米展開する有名ブランドから、質のよい野菜や果物、肉類、魚介類まで幅広い。店舗で調理された総菜も、日々提供されている。決済は、前述したような「ジャスト・ウォーク・アウト」サービスや、搭載されたセンサーで商品を自動認識する「アマゾン・ダッシュカート(Amazon Dash Cart)」で完了できるが、通常の有人レジで支払うことも可能だ。

アマゾンは2023年1月5日、1万8000人超の人員削減を発表した。アンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)はブログで、削減対象はおもにアマゾン・ストア事業と「ピープル・エクスペリエンス・テクノロジー」チームになると明かしている。
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翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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