海外

2023.01.16 08:00

元大手VC社員が「デジタルフォトフレーム」に商機を見出す理由

マイケル・セガール(左)とアビブ・ギルボア(右)(C)Skylight

年間売上は96億円

標準サイズが160ドル、デラックスが300ドルで、基本機能を超えたフォトフレーム機能を使用する場合は、年間39ドルを追加で支払う。売上は急拡大し、2019年には3000万ドル、昨年は倍増以上の7500万ドル(約96億円)となり、ユーザー数は500万人に達した。
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Skylightは、これまでSNSを活用したマーケティングや、自社サイトとアマゾンでの販売だけで成長を遂げてきた。今後も拡大を続けるためには、ターゲットやウォルマート、ベストバイなどの大手リテーラーに商品を並べることが必要だが、小売業界の売上が減少し、景気後退の可能性が迫る中、どのタイミングで実行するかは難しい判断だ。

しかし、過度な事業拡大を図った他のテック企業が評価額を大幅に引き下げたり、従業員の解雇を余儀なくされる中で、Skylightには外部投資家がいないため、セガールは独自の判断で事業を行える。「経営の独立性を保つことは、とても魅力的なことだ」と彼は語った。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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