バイデン政権は米国時間1月11日、1590万人の米国人が、連邦政府のHealthCare.govマーケットプレイスと18の州ベースのマーケットプレイスを通じて、2023年1月1日から始まる医療保険にサインアップしたと発表した。
「プラン選択の合計には、2023年に新たにマーケットプレイスに参加する310万人(全体の20%)と、2022年に有効な保険に加入していて2023年の保険にプラン選択をした人、あるいは自動的に再加入した1280万人(全体の80%)が含まれています」と、メディケア&メディケイドサービスセンター(CMS)は述べた。「昨年の同時期から約180万人、13%の増加です」
オープンエンロールメントとは、保険を購入する米国人が、来年の保険料を変更したり、新しい保険料を選んだりすることができる期間だ。この期間は、1月15日までだが、1月1日から始まる保険を希望する場合は、12月15日までに申し込む必要がある。CMSは、2月に保険が開始されるためには「一般的に1月15日までに申請書を提出し、プランを選択する必要がある」と述べている。
過去2年間、バイデン政権と民主党が支配する議会が、より多くの国民が保険に加入できるよう補助金を増やし、拡大したこともあり、保険料が安定していることが、記録的な加入者数につながったと分析されている。
さらに、医療保険会社は市場が安定しているため新しい市場に進出したり、保険販売に戻ったりした。このことは、オバマケアのマーケティングに弾みをつけるとともに、米国人に医療保険の選択肢を増やすことになった。
例えば、健康保険会社Aetna(エトナ)の親会社であるCVS Health(CVSヘルス)は、2023年にオバマケアに基づく個人向け保険の販売事業を新たに4つの州に拡大した。近年、新しい市場に進出した他の医療保険会社には、Oscar Health(オスカーヘルス)、Centene(センテン)、UnitedHealth Group(ユナイテッドヘルス・グループ)のUnitedHealthcare医療保険部門、Cigna(シグナ)、そして全米のBlue Cross and Blue Shield(ブルークロス・ブルーシールド)プランの数々がある。
「インフレ抑制法による財政支援の増加や家族向けの新しい資格により、歴史的な登録者数が続いていますが、まだ終わってはいません」と、CMSのチキータ・ブルックス・ラシュールは述べた。「マーケットプレイスのオープンエンロールメント期間はまだ終わっていません。自分自身や家族のために新しいプランを登録したり、探したりする時間はまだあります。手頃な価格で質の高い医療を求める人、あるいは選択肢を検討したい人は、1月15日の最終期限までにHealthCare.govを訪問することをお勧めします」
(forbes.com 原文)