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dolgachov/BIGSTOCK

米国には様々なスタートアップ養成スクールがある。シリコンバレーのYCombinatorや TechStars、 500 Startupsなどが有名だが、ニューヨークに拠点を置く知る人ぞ知るスタートアップ養成所と言えるのがAngelPadだ。

グーグルで7年間、国際プロダクトを担当したトーマス・コルテ氏により2010年に設立されたAngelPadは数千の応募者から毎回、わずか12社程度のみを厳選して受け入れ、これまで下記のような企業を世に送り出した。

・“小売業界のAirbnb”と呼ばれる委託販売システムのStorefront社、
・Netflixなどの企業で使用されるアプリのモニタリングシステム会社Crittercism
・350万ドルでツイッターが買収したモバイル広告企業MoPub

上記の企業らはいずれもGoogle VenturesやSpark Capitalといった大手VCから数百万ドル単位の資金を獲得し、急成長を遂げている。AngelPadの参加者らは3か月にわたり、昼夜を問わずマンハッタンのオフィスに集い、お互いのビジネスアイデアを磨き合い、様々な事柄を学んでいく。ここでは、同スクールの卒業生でMammoth 社のCEOであるカラン・ギュプタ氏のコメントを交えつつ、参加者らに伝授される「AngelPadの5つの教訓」を公開してみたい。

1. ハードに働くのみ

成功するスタートアップは他よりもハードに仕事をしている。誰よりも早く出社し、遅くまで働き、全ての業務に早目に手を打ち、何度でも繰り返して行うのだ。

「何週もの間、私は1日18時間作業をこなし、休みといえば日曜日の数時間のみでした。体力的にも精神的にも、持ちこたえられるかわかりませんでしたが、実際にはこなすことができました。どういうわけか、笑ったり、何かを読んだり、エクササイズしたり、眠ったり、家族や友達と話したり、飲みに出かけることさえできたのです。自分が思っているよりずっと多くのことを1日の内にやれると気づくのは素晴らしいことです。

あなたの会社の成功のカギを握るものは唯一、あなた自身の努力です。だからハードに働き、歩みを止めないことです。スタートアップの成否のカギとなる違いは、設立者がどれ位ハードに働くかにかかっています」(ギュプタ氏)

2. 素早く動く

スタートアップを成功させる秘訣は、全てを迅速に進めることだ――トーマス・コルテ。

「注意散漫にならないことが肝心です。素早く行動し、任せられる仕事は部下にやらせましょう。情報の取得には1日に2回ニュース・ダイジェストを配信するアプリなどを活用しましょう。読みたい分野のニュースレターやブログがあれば登録しましょう。

気が散る原因となるテレビは切ってしまいましょう。気分転換には散歩に出かけ、友人とビールを飲み、家族と過ごし、読書や音楽を楽しみ、エクササイズ、楽器演奏などもよいかもしれません」(同前)

3. 人の意見に耳を傾ける

「進んで学び、批判を受け入れ、助けを求めましょう。あなたが耳を傾ける姿勢を持っていると知れば、人々はあなたの下にやってきて、あなたの商品、会社について語り、あなたとは異なる視点や意見を共有してくれるでしょう。その中に金言があるかもしれません。

AngelPadの仲間たちは我々のプロダクトやウェブサイト、プレゼンの内容に関し、大変多くのフィードバックをくれました。卒業生の中には資金調達のアドバイスをくれたり、投資家を紹介してくれたメンバーもいました」(同前)

4. 常に積極的な姿勢を心がける

「自分から対話をはじめるべきです。その姿勢がなければ助言は得られないでしょう。アポをとってミーティングにこぎ着けなければファンドレイズもできないでしょう。あなたが内気な性格であったとしても、抱えているテーマを考えぬき、熱意をもって取り組んで奮闘しているのはあなただけだということを思い出してください。もし公の場でのスピーチや人々へのアプローチに関してアドバイスが必要なら、ToastMastersというグループに参加しましょう。プレゼンの練習は集中的に行うべきです。私はAngelPadの会議室でデモデイ用の短いプレゼンを三晩かけて100回以上練習し、最終的にはすらすらと言えるようになりました」(同前)

5. 大きなビジョンを抱く

「あなたのスタートアップはベンチャーキャピタルから出資を受けてビジネスを行う素晴らしい環境にいます。しかし、資金調達は最初のステップにすぎません。継続してビジネスを成功させるための大きなビジョンを描きましょう。グローバルに影響を与え、顧客に価値をもたらし、従業員たちに満足できる環境を与えましょう。まずは10万人のユーザーを獲得し、次は100万人、そして更に多くのユーザー獲得に向けての計画を遂行していきます。最初の計画が間違っていたとすれば、繰り返し学び、修正していくのです」(同前)

文=ブライアン·ソロモン(Forbes)/ 編集=上田裕資

 

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