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ハードウェア及び半導体メーカーについて執筆

(Photo by Stephen Lam/Getty Images)



アップルウォッチが現状で最も優れたスマートウォッチであることは疑いの無い事実だ。しかし、サードパーティ製のアプリに関してはユーザーからの不満も噴出している。

リサーチ会社UserTestingが52名のアップルウォッチ購入者に実施した調査によると、ユーザーの多くは、親しい友人にぜひ購入を薦めたいとまでは思っていないことが明らかになった。「友達全員に薦めたい」と答えたユーザーは全体の38パーセント。35パーセントは「あまり薦めない」。さらに、27パーセントは「薦めたくない」と回答している。

自由回答式のアンケートをとったところ、19パーセントのユーザーが「サードパーティ製のアプリの動作が最も不満だ」と回答した。「アップル製のアプリに比べ、外部デベロッパーのアプリは動作が遅く、不安定だ」と不満を述べている。

「アップルウォッチが可能性を秘めたデバイスであることは確かだが、現状ではまだまだ発展途上。操作性が悪いことが最大の問題で、アプリのスクリーンは不便きわまりない。ごく少数の例外を除いて、アプリはほとんど役に立たない」とユーザーの一人は回答している。

「今回のリサーチ結果はかなり残念なものになりました」とUserTesting社の副社長、マイケル・メイス氏はコメントした。1987年から10年間、アップルでマーケティングディレクターを務めたメイス氏によると「人々を熱狂させようとするならば、新たな仕掛けが必要だ。サードパーティ製のアプリを充実させることが最善策だろう」という。

「iPhoneが2007年に登場した当初は、シンプルなウェブの閲覧性のみでファンを獲得した。我々が今日愛用しているアプリは当時、全く存在しなかった。」メイス氏は指摘する。

ただし、アップル側としてもこの状況に手をこまねいている訳ではない。先日のWWDCでアップルはwatchOS 2と呼ばれる、最新版のウォッチ向けアプリ開発キットを公開。開発者らはiPhoneのプロセッシングに頼らず、ウォッチ単体で動作可能なネイティブアプリを開発できるようになった。また、ウォッチ内部のセンサー(心拍計やTaptic Engineとよばれる触覚通知機能、加速度計やマイク)やデジタルクラウンを利用可能な権限を開発者らに開放した。しかしながら、これらの機能を実装したアプリが登場するのは今年の秋以降になりそうだ。

Forrester Research社のアナリスト、マイケル・フェイスミア氏は「この状況は初期のiPhoneと似ている」と述べている。

「ユーザーが増えるにつれて、このデバイスのもっとクールな使い道について、アイデアが出てくるでしょう。iPhoneが世に出た当初、これがタクシーを呼ぶための最適なデバイスになるなんて、想像もつかなかったけれど、今や当たり前のことになった。ウォッチはまだ生まれたばかりのデバイスなんですから」

現状でも既に多くのユーザーから好評を博している機能はある。29パーセントのユーザーは歩数計やヘルストラッキング機能を愛用している。また、19パーセントのユーザーはバイブ通知機能を気に入っている。さらに、68パーセントのユーザーは「通知機能により、iPhoneをポケットから取り出す頻度が減って便利になった」と回答している。

「アップルウォッチは良いスタートをきれたとは思います。ただし、大ヒットとは言えないですね」と、UserTesting社のメイス氏は言う。
「今後、どのような機能がつくかで勝負は決まります。サードパーティ製のものに限らす、ウォッチのアプリで何ができるのか。それが一番大事なポイントです」

文=アーロン・ティリー(Forbes)/翻訳編集=上田裕資

 

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