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人間の本質を考え抜いたドラッカーの結論は、単純明解だ。長い歴史を通じて「人間は賢くならない」というものだ。だから人は同じ間違いを繰り返し、歴史は繰り返す―。
 ドラッカーの思想は時代を選ばない。それはドラッカーが人間を見つめ、考えつくした人間通だからできたことだ。この変革の時代でも変わることなく、その思想は真実である。だからこそ、いままたドラッカー流経営を再発見する意味もある。
(以下格言と補足のみ抜粋)

01「企業の目的として有効な定義は一つしかない。すなわち顧客の創造である」(『現代の経営(上)』)
この後に続けて、「企業の目的が顧客の創造であることから、企業にはふたつの基本的な機能が存在する。すなわち、マーケティングとイノベーションである。この
ふたつの機能こそ企業家的な機能である」とドラッカーは書いている。

02「マーケティングは、事業の最終成果、すなわち顧客の観点から見た全事業である」(同書)
「したがって、マーケティングに対する関心と責任は、企業の全領域に浸透させることが不可欠である」とドラッカーは結論する。このとき、「顧客とは誰か」によってサービスの内容も変わってくるが、それは組織の一人ひとりが考えるべきである。

03「顧客にとっての効用、顧客にとっての価格、顧客にとっての事情、顧客にとっての価値からスタートすることは、マーケティングのすべてである」(『イノベーションと企業家精神』)
ドラッカーは「社内にはプロフィットセンターはない」と書いている。つまり、社内にあるのはコストだけなのだ。お客様に買ってもらって初めて利益となる。また、理
論経済学の大家、デビッド・リカードを引用し「利潤は賢さの違いからでなく、愚かしさの違いから生まれる」とも言っている。

04「イノベーションの値打ちは、顧客のために何を行うかによって決まる」(同書)
「イノベーションとは市場や社会における変化である」と続けている。

(中略)
06「創造的模倣は、製品からではなく市場から、生産者ではなく顧客からスタートする。市場志向であり市場追従である」(『イノベーションと企業家精神』)
「新しい商品やサービスを導入した者の顧客を奪い取ることによって成功するのではない。彼らが生み出しながら放っておいた市場を相手にする。すでに存在している需要を満たすのであって、需要そのものを生み出すのではない」とドラッカーは続けている。

07「あまりに多くの企業が、あらゆることでリーダーシップを握ることができる、あるいは握るべきであると考え、そのためにかえってリーダーシップを握ることができないでいる」(『創造する経営者』
例えば、経常利益率が15%と高いGEでは、すべての分野でトップになろうとは思っていない。事業を選ぶ際に3つの基準を設け、それをクリアしない事業には投資しない。
(以下略、)

藤屋伸二

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