なかでも注目を集めているのは、同書で「暴露」されているという次の6つのことだ。
・2019年、兄のウィリアム皇太子がヘンリー王子の妻メーガン妃について「気難しい、無礼、無愛想」などと言ったことが原因でけんかになり、王子は床に押し倒され、けがをしたという。「スペア」の抜粋を入手したという英紙ガーディアンが報じた。
・ヘンリー王子とウィリアム皇太子は父のチャールズ国王に対し、亡き母ダイアナ元妃との離婚前から不倫関係にあった現在の妻カミラ妃とは結婚しないよう“懇願”していた。
・英陸軍に10年間所属していた王子は、2度にわたってアフガニスタンに派遣され、戦地でイスラム主義勢力タリバンの戦闘員25人を殺害したという。英スカイニュースによると、王子はこのことについて新著で、「満足感を得られるようなことではなかった。だが恥じているわけでもない」と述べている。
・2005年にナチス・ドイツの制服姿で仮装パーティに出席したのは、ウィリアム皇太子と妻キャサリン妃の勧めによるものだったという。スカイニュースは、「ヘンリー王子は同書で、そのふん装を見た兄夫妻は『大笑いしていた』と記している」と伝えている(王子はこの制服を着た自身の写真が新聞などに掲載された後に謝罪。「人生最大の過ちの一つ」だと語っている)。
・英紙ミラーによると、ヘンリー王子は自身の実の父親がチャールズ国王ではなくダイアナ元妃の恋人の一人だとするうわさについて、“サディズム”だと綴っている。
長年にわたり、王子の実の父は近衛騎兵隊に所属していた赤毛のジェームズ・ヒューイットだとうわさされている。ダイアナ元妃は1984年にヘンリー王子を出産した後のおよそ5年間、乗馬を教えてくれていたヒューイットと不倫関係にあったという(王子は同書で、元妃はこのうわさに“ひどく苦しめられていた”と述べている)。