成功する人が過去について自問する5つのこと

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現在のあなたは、これまでの思考や発言、行動の蓄積によってつくられている。今の自分に満足しているなら、それはこれまでの蓄積が全体的に功を奏しているということだ。だがそれでも、あなたにはもっとできたことがあっただろうか? さらに先へと進めただろうか?

その答えは分からないが、推測はできる。弱みや欠点、盲点は誰にでもあるものだが、今の自分を阻害しているものを今後に持ち越さないためには、どうすればよいのか?

その答えは、深い自己認識にある。自己認識は、自分に正しい問いを投げ掛けることで得られる。以下に、今あなたがどのような状態にあろうと、より良い未来を手に入れるために考えるべき5つの問いを紹介する。

1. どうやってここまで来たか


なにがどうやって別のことにつながったのか? 自分のストーリーは、どのように進んだのだろうか? 大きな突破口をもたらした行動や、ビジネスに大きな変化を与えた決断は? こうした扉を開いたのは誰か? 感謝している人は?

一見何の変哲もないことが、自分の成功の秘密かもしれない。過去を変えることはできないが、そこから何を今後に生かすかは変えられる。意識的に行動しよう。

2. 何が邪魔だったか


自分の前進を妨げたものは何か? もう少しのところで逃してしまった機会やその理由は? 視野が狭かったり、誤った人に助言を求めてしまったり、安パイばかり追ってしまったりしたことはあったか? その時に戻れたら、どのようなリスクを取るだろう?

過去に自分の足を引っ張ったものは、未来に持ち込むべきではない。懐疑的な友人や、リスク回避型の会計士、否定的な人、あなたを嫌う人、嫌味を込めた褒め言葉などは、自分が思っている以上にあなたに害を与えてきたかもしれない。過去に自分の邪魔をしてきたものを特定し、それを将来から除去すること。

3. 何を改善できたか


現在のあなたは、過去の若く世間知らずな自分から、未来の経験豊富で賢い自分への発展途上にある。自分の過去の仕事を恥ずかしいと思わないようなら、それはあなたが進歩していないことを示しているかもしれない。

過去に、自分では役不足だったような状況はあったか? 次はどのようにすれば成功するだろうか? 過去に最大限の力を発揮できなかった場面を思い出し、今後は全力を尽くすようにしよう。
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編集=遠藤宗生

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