秘密に転職活動を行う場合も人脈を活用する3つのコツ

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筆者はパトリシアという人から「働きながら秘密で転職活動をするにはどうすればよいでしょうか?」という質問を受けた。

働いているうちは、転職活動が人に知られないようにするのが賢明だ。そうすれば、あなたの方で辞める準備ができる前に、あなたが熱心ではないと考えた上司から先手を打って解雇されたり、のけものにされたりする事態を避けられる。秘密に求職活動を進める簡単な方法は3つある。

1. 雇用主が従業員の機器を監視している場合に備え、転職活動のための調査や連絡には仕事の機材を絶対に使わない。

2. リンクトイン上での活発な活動により就職活動を始めたことに注目が集まらないよう、ペースを調整する。

3. 上司や人事部が求職者を探している一般的な求人掲示板には履歴書を載せない。

とはいえ直接求人に応募せず、ソーシャルメディアの活用を控える場合、他の方法で転職先を探す必要があるだろう。この状況でも活用できる方法にはネットワーキング(人脈作り)がある。これは、あなたに合った仕事を手に入れる最も効果的な方法でもある。

ネットワーキングを行えば、雇用主が本当は何を求め必要としているのかを理解するための情報が得られるため、自分が発信するメッセージを調整することができる。

ネットワーキングを行えば、見逃されたり、応募の初期段階で不採用にされたりすることなく、意思決定者の前にメッセージを提示できる。最後に、ネットワーキングではあなたの転職活動について誰が耳にするか、どれくらいの情報を共有するかを自分で制御できるため、機密性を維持できる。

仕事について直接尋ねない場合も、次のような方法で人脈をキャリアに役立てることができる。

1. 未来について話す


現在の仕事について知り合いに近況報告する代わり、興味があることについて話そう。それが現在と違う業界や役割なら、新たに生まれた関心分野について学ぶためやっていることを共有する。現在の仕事と一部関係していることであれば、もっとやりたい具体的な分野について話すこと。

現在の仕事についてネガティブなことは言わず、積極的に転職活動をしていると率直に明かさないこと。現在の仕事とは異なる関心や目標を強調するよう意識的に努力しよう。こうすれば、人はあなたについて考える際、今の仕事よりも目標に関して考えるようになる。

あなたが目標としている分野のニュースや求人について耳にした相手は、あなたについて考え、あなたを推薦してくれるかもしれない。
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翻訳・編集=出田静

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