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2023.01.11

1000億ドル超えのペット製品市場 成長を牽引するのはテクノロジーと贅沢品

Getty Images

米国ペット用品協会(APPA)によると、犬猫を中心としたペット用品市場は、主に、ペットフード・おやつ、動物病院、その他の用品、その他のペットサービスの4つのカテゴリーで構成されています。

2021年、ペットへの関心の高まりとパンデミック時のペットを迎え入れる動きに後押しされ、ペット製品市場は1000億ドルを超えました。これを受け、数多くのCPG企業が、成長とイノベーションに大きな可能性を見いだし、ペット用品市場に参入しています。

本稿では、ペット用品の市場規模、主要プレイヤー、3つの主要トレンドに関しての調査を紹介します。

米国のペット用品市場

市場概要

APPAによると、米国のペット用品市場は2019年の971億ドルから2021年には1236億ドルへと増加しました。これは、パンデミック時にペットを飼い始めた人が増えた事によるものと考えられ、2021-2022年のAPPAの国際ペット飼育調査によると、米国では過去最高となる、全世帯の70%がペットを飼っており、2019年の67%から上昇しています。

過去のCAGR率から換算すると、2022年のペット用品市場は約8%成長し、1331億ドルになることが予想されます。飼育率の成長はパンデミック後に鈍化すると思われるものの、今後もプラス成長が続き、ペット用品の需要も増加すると予想しています。

APPAによると、米国の飼い主の42%がペットフードをオンラインで購入しており、総売上高に占めるEコマースの割合は非常に高い事が分かります。Euromonitor Internationalによると、グローバルでは、Eコマースはペット用品市場の20%を占め、このシェアは2026年までに約33%に増加するとされています。また、Coresight Researchの週次米国消費者追跡調査でも、各調査の直近2週間に、約4分の1の消費者がペット用品をオンラインで購入し、約3分の1が店頭で購入したことが分かりました。

図1. ペット用品の米国市場規模(左軸:10億ドル)と前年比(右軸:%)の推移

(図内の訳、コメント「ペット用品は2018年に急上昇しているが、これはAmazonとChewyがEコマースでペット用品の取り扱いを開始したためと考えられる」)
出典:APPA/Coresight Research
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文=RxR Innovation Initiative

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