小説では、ハーバート・アズベリーの「ギャング・オブ・ニューヨーク」、アガサ・クリスティの「ビッグ4」、ウィリアム・フォークナーの「モスキート」、アーネスト・ヘミングウェイの「男だけの世界」などが挙げられる。
映画では、アラン・クロスランド監督の「ジャズ・シンガー」や、第1回アカデミー賞優秀作品賞を受賞したサイレント映画の「つばさ(Wings)」、フランク・ボーゼイギ監督の「第七天国」、フリッツ・ラング監督の「メトロポリス」などが含まれている。
音楽では、1927年に著作権登録されたアーヴィング・バーリンの「踊るリッツの夜(Puttin’ on the Ritz)」やルイ・アームストロングの「Potato Head Blues」「Gully Low Blues」などの楽曲がパブリックドメインに移行した。
1927年の作品の著作権は、当初2002年に失効する予定だったが、1998年の著作権期間の延長法により2023年に失効が延長されていた。
米国議会図書館によると、著作権の期限の延長は、アメリカの無声映画の75%を含む、失われた作品に及んだという。デューク大学パブリックドメイン研究センターのジェニファー・ジェンキンス所長は、古い作品の中には、時間の経過とともに失われたものもあるため、著作権期間の延長が保存の妨げになり「映画遺産の喪失につながった」と指摘している。
(forbes.com 原文)