誰でも使える対話型AI「ChatGPT」は相談相手にピッタリだった





答えが1つではない内容にピッタリ


もし、あなたが新入社員教育に悩む上司や先輩なら次のように質問してみましょう。

「新入社員を成長させるための、上司の教育のコツは?」

すると「ChatGPT」は下記のように答えます。

1. まずは、新入社員にとってわかりやすいように、会社や仕事の状況について、明確かつ簡潔な説明をすること。新入社員は、まだ会社や仕事の状況を把握していないため、わかりやすい説明が必要です。
2. 次に、新入社員にとって新しいことや難しいことを把握しやすいように、ステップを踏んで指導すること。新入社員は、まだ経験が浅く、一度にたくさんのことを理解するのは困難です。
3. 新入社員が自己流で問題を解決しようとする傾向がある場合、適切なアドバイスを行うこと。新入社員は、まだ会社や仕事の状況を把握していないため、自己流で問題を解決しようとする傾向があります。そのため、適切なアドバイスを行うことで、新入社員が効率よく問題を解決できるようにすることが大切です。
4. 最後に、新入社員が自分で問題を解決し、成長していくためには、批判やフィードバックを適切に行うこと。新入社員が問題を解決し、成長するためには、批判やフィードバックを適切に行うことが必要です。

全般的にはこれらの質問に対する「ChatGPT」の回答は、正論そのもので、まず押さえるべきポイント、チェックリスト等のたたき台を作るのには、十分役にたつ回答だと感じました。

更に箇条書きの項目から「適切な批判やフィードバックのコツ」等の質問をすればより掘り下げた内容を回答してくれます。また、回答が気に入らなければ「これら以外には?」と質問すると、すでに行った回答に加えて、別の情報を生成してくれます。

「続けて」と入力することも有用です。

どれだけしつこく質問を繰り返したり、続けても機嫌が悪くなったりしないのもAIの良いところです。

他にも「IT会社を経営するコツは?」や「健康的な体を維持するコツは?」と聞いた際も似たような「もっともらしい正論」で答えてくれました。

項目出し等のサポートとしては極めて有用ですし、「最低限の機能のSNSを作る際に必要なAPIを教えて」等の質問をすることで、プログラミング等に興味を持った子供に説明するとっかかりを作ることもできます。

正確性は担保されませんが、自分が専門外で知らないカテゴリーを調査しないといけない場合「検索するために必要な関連ワード」を知ることも出来る点でも大きなメリットがあります。

自分の専門分野の質問をした際にも、うっかり忘れでの項目漏れを防ぐことなどに役立ちます。

アイデア出しの素振りにも向いている


今度は「オンライン販売のサンドウィッチ屋さんのキャッチコピーを3つ考えて」と聞いてみましょう。

1. 「サンドウィッチで心も体も元気に」
2. 「美味しさと栄養バランスを両立したサンドウィッチ」
3. 「おいしさにこだわったサンドウィッチをお届けします」

と「ChatGPT」は答えてくれます。

この際にも「これら以外には?」や「もっとクレージーに」

等の追加のオーダーにも対応してくれます。

これらは、「荒唐無稽なアイデア」が必要な時ほど効果を発揮します。時には一般的な思考パターンや慣習から逸脱したChatGPIの回答は、固定概念から自分が思いつかなくなっている、新しいアイデアやアプローチを生み出すことの一助ともなります。

キャッチコピー以外にも、小説の登場人物、あらすじ等も「ChatGPT」は回答可能です。

あなたが子供の為にオリジナルの童話を考えないといけない際には大きな力になってくれるでしょう。
次ページ > 良い回答を得る方法

松村敦

ForbesBrandVoice

人気記事