「リーダーシップとは、今よりも良い未来や良い成果は実現可能だ、と人々に信じさせることである」──マリッサ・メイヤー、元ヤフーCEO
「リーダーシップとは、研究分野としても実践的スキルとしても、個人、グループ、組織がもつ「リード」する力を意味する。すなわち、他の個人やチームや組織全体に影響を与え、導く能力を意味する」──Wikipedia
「リーダーの仕事は、人々に素晴らしい素質を授けることではなく、すでに存在している素晴らしい素質を引き出すことである」──ジョン・バカン
「すべての偉大なリーダーには、共通点がひとつある。同時代の人々が抱く大きな不安に立ち向かう意思をもっていることだ。これこそがリーダーシップの本質であり、他は些末なことだ」──ジョン・ケネス・ガルブレイス
肩書の有無にかかわらず、すべての人はリーダーであると筆者は思う。どんな場面であれ、あなたが話をするとき、あなたは相手との会話を「リード」している。あらゆるやりとりのなかには、意図を込めるチャンスが存在しているのだ。
言い換えれば、あなたの言葉や行動には意味がある。家庭内でも、コミュニティのなかでも、職場でも、全世界に対してもそうだ。自分の意見やものの見方には影響力があると知っていることは、リーダーシップの定義よりもはるかに重要だ。そして、重要なのはそれをどう示すかだ。
誰もが、自分はリーダーであると自覚して人生を送ったとしたらどうだろう? あなたならどう行動し、どんなふうに話すだろうか。何をすることを選び、何を避けるだろうか。
リーダーシップの概念を受け入れるとは、すなわち、「他者に影響を与えること」を肯定することだ。それによって私たちは、より良い人間、より良いリーダーになるための、生涯にわたる旅の最初の一歩を踏み出すことができる。それは実り多き旅になる。
(forbes.com 原文)