ビジネス

2022.12.28 11:00

世界目線のピッチコンテスト、貸倒率わずか0.8%途上国向け小口融資が最優秀賞


欧州ブランドが採用、石油由来プラスチックを代替する新素材


・Ecology & Energy 

企業のCO2排出量の見える化、CO2削減に向けたコンサルティングなど、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを行う企業や、ドローンによる農作業の省力化を行うスタートアップなどが登壇した。

テーマ賞: TBM

TBM
COO坂本孝治氏

2011年に創業。石油由来のプラスチックを代替する、石灰石由来の素材「LIMEX(ライメックス)」を開発・販売する。プラスチックの代わりに使うとCO2排出量を減らすことができ、紙の代替では水使用量の削減に繋がる。素材があれば既存のプラスチック成型機で製造ができるため、世界展開のハードルも低い。

すでに1万社以上の企業や自治体が使用しており、プラスチック代替の事例としては東京マラソンの紙コップや三菱鉛筆のボールペンがある。

再生材を50%以上含む素材「Circle X」も展開を開始している。最初の製品として ゴミ袋を作り、ローソンなどで販売を始めた。さらにリサイクルプラント立ち上げなどにも乗り出し、いずれは海外にも展開していくという。

今回で3度目となるFUSEは、視聴登録者数5100人で過去最大規模となった。また同時通訳も入り、31カ国から視聴され、グローバルに向けた日本のスタートアップ発信にも繋がっただろう。

FUSEの狙いは、産官学の協業と共創。今回のイベントを機に、国内外での繋がりが生まれることを期待したい。

文=露原直人

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