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2022.12.31 12:30

台湾発・漢方ブランドに聞く 冬のおすすめ養生法5選

督 あかり
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3. 香辛料たっぷりの火鍋や薬膳鍋を


火鍋・薬膳鍋
(Shutterstock)

花椒や八角、桂皮、棗など、香辛料や和漢食材がたっぷり、ごろごろと入った鍋が台湾流。Eriは「実は台湾では、季節に関係なく火鍋を食べますが、冬には特に週2、3回食べるんです。香辛料が体が温めてくれます。日本でも中華街などで手に入る和漢食材を色々取り入れてみて、薬膳鍋やスープにするのもおすすめ」と語る。

4. きくらげで潤す


きくらげ
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日本ではなかなかない習慣で台湾では一般的なものを聞くと、きくらげを使った食べ物が挙げられた。台湾の夜市では「藥膳排骨湯」という真っ黒なスープがあり、冬によく飲まれるという。「きくらげや黒豆、スペアリブなどが入っていてすごく美味しいんです。台湾では白きくらげを入れたドリンクを飲む習慣もあって、いつも潤っていました」(Eri)

漢方では、黒きくらげはミネラル分が多く、肺を潤すため空咳や口の乾き、乾燥肌にも良いとされる。乾燥しがちな冬に取り入れたい食材だ。

5. ストレスを溜め込まず、心の声を聞く


養生法
Shutterstock

「日本では我慢が美徳とされる文化がありますが、台湾人は建前を言わずに思っていることを言ってしまう人が多いです。ストレスを溜め込まないし、お互いの理解にも繋がるので」とEriは笑う。また、漢方への向き合い方としても「毎日きちんとしなくちゃと思い込まなくても大丈夫ですよ。台湾はもうちょっとゆるく漢方を生活に取り入れています。無理して毎日、続ける必要はなく、体の声を聞きながら取り入れない日があってもOK。ストレスなく取り入れてみてほしいです」とアドバイスする。

年末年始にゆっくり過ごせる時だからこそ、自分の心と向き合い、心と体の内側から温めてみてはいかがだろうか。

文=督あかり

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