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ビジネス

2022.12.28 09:30

チームのためでなく自分のために リーダーが持つべき「5つの時間」


3. 心を整える時間


ベッドメーキングやお皿洗いは“心を整える時間”だと思った時から、めんどくさいものではなくなった。自分の周りの整理整頓こそが心を整える一番の薬になる。瞑想やコーチング、スポーツなどを通して心を整える人も多いだろう。

私は、転職時には特に変化が激しくなるので、自分の心を整える時間を多くとるために入社3カ月間、瞑想のプログラムを取り入れた。その時間を持つことにより、今自分が経験している変化を自然に受け入れることができる心を作っていったのだ。


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4. 整理する時間


日々やっていること、挑戦している課題を一歩引いて整理する時間を作る。リーダーはほおっておいたらカレンダーが埋まっていく人も多いだろう。スケジュールがどんどん埋まっていく中で、なかなか時間を取れなくなる。だからこそ、「邪魔させない」という強い意志を持って整理の時間を作る必要がある。私は金曜日の午後の数時間をそういう時間としてブロックし、一週間の整理をすることにしている。

5. 自分をほめる時間


リーダーになれると褒めてもらえることも少なくなるだろう。よいリーダーは成果を自分のものとせず、メンバーの貢献を評価することが大事である。それでも高い自己肯定感を持ち、チームを牽引していくためには、素直に自分の貢献を認め、褒めてあげるとよい。

誰かに言う必要はない。自分はこんなに頑張ったと自分で認めてあげることで、自分の成長を実感できるかもしれない。

この5つの時間を日々の習慣にちりばめ、自分の心を落ち着かせることができれば明日もまたリーダーとして前進することができるだろう。

年の瀬は、1年を振り返る時間を作る最適のタイミングである。できなかったことだけではなく、できた自分を思いっきり褒めてあげる時間を作ってみてほしい。

文=西野雄介

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