2. LinkedInはよりパーソナルになる
ひょっとすると、LinkedInのフィードに、子どもといっしょにいる人々の画像や、コミュニティのために良いことをしている人の心温まる話、モルディブでの冒険に満ちたバカンスの写真を共有している人々など、個人的な内容のコンテンツが増えてきていると感じているかもしれない。この先はもっと増えるだろう。
約10億人の会員を持つLinkedInは、事実上プロフェッショナル向けソーシャルメディアのプラットフォームであり続けるだろうが、従来の仕事上のストーリーに個人的なコンテンツを統合するこの動きは、仕事と生活を分ける線が急速に薄れつつあることに対応したものだ。そして、それはビジネスにとっても良いことだ。仕事上の自分と現実の自分を隔てていた人工的な壁はほとんどなくなり、人は毎日、完全な自分自身を伴って仕事に臨むことができるようになったのだ。
3. あなたの会社は「あなた」を必要としている
社外の人たちすべてに対するブランドの代弁者となることを求めている。一部または全部が在宅勤務となることで、企業文化にどっぷり浸かる機会が減っている。となると、コーポレートブランドのロゴやカラーに囲まれているわけではなく、コーポレートエッセンスを五感で取り込んでいるわけでもない。それでも、あなたは会社のブランド戦略上、より重要な存在になったのだ。
その理由は、個人が組織のためにブランドコミュニケーションを行うと、マーケティング部門が行うよりも信頼性が高く、バイラルになることをデータが示しているからだ。企業ブランディングプログラムと雇用主のブランディングの取り組みが「あなた(YOU)」を主役にする。組織のデジタルブランド大使となることで、組織とのより深いつながりを築き、忠誠心を示し、ブランドと企業の両方の認知度を高めることができる。
4. 会議が大きく変わる
新型コロナが襲来したとき、私たちはすぐに困難ながら実施可能なバーチャル会議へ移行した。しかし、私たちは13インチスクリーン(さらには手のひらに収まるサイズのスクリーン)で行われる会議をリードしたり、参加したりするために必要なことを本当にマスターしてはいなかった。今、どうしようもないZoomミーティングが残っていることは明らかだ。オンラインミーティングで駄目な点は修正されていくだろう。まあ、少なくともその一部は。具体的には、画面を見つめることをより魅力的にするための新しい技術やツールが登場したり、また、会議のリーダーや参加者が、多様な参加者(会議室にいる人やホームオフィス、共有ワークスペース、スターバックスにいる人など)がいる複雑な会議の取り扱いに習熟する際に、新しいスキルを身につけることも意味するだろう。
ミーティングは、自分のパーソナルブランドを構築する最も強力な方法の1つであることに変わりはない。影響を与え、影響をおよぼしたい人々の前で、自分の力を発揮することができるのだ。未来の会議は、短時間で、多くのインタラクションを行い、技術の手助けでエクスペリエンスを向上させ、さらに人間性に焦点を当てることが特徴になるだろう。このような会議をマスターした人は、自分の存在をアピールし、注目を浴びることになる。