投資家も学生から募り、大学内にいる起業家や起業を考えている友人をスカウトする形で、案件を集めるという。投資先がイグジットした際にはリターンの10%を渡すという仕組みも作った。
起業家、投資家ともに第1期生の応募締切は2023年1月11日まで。
本田氏は自身のYoutubeチャンネルで、新ファンド創設の理由をこう語った。
「ユニコーンやデカコーンになって成功しているファウンダーたちを見ると、学生のときから起業している人が多い。そういう学生をどうスカウトすれば良いかを考え、このプロジェクトを始めました。
学生に投資するファンドやスカウトコミュニティは、インドやイギリスにはすでに存在しています。ただインセンティブを公にするケースは少ない。お渡しする10%の報酬をもとに、周辺にいる一番優秀な学生を僕らに紹介していただければと思っています」
本田氏は2016年に自身の資産を運用するファンド「KSK Angel Fund」を設立し、スタートアップ投資を開始。2018年には、ウィル・スミス氏と共同で「Dreamers Fund」を設立し、米国スタートアップへの投資も始めた。両ファンドで260社以上に投資し、複数の企業がIPOやM&Aを果たし、ユニコーン企業も生まれている。