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2022.12.23

20代が「投資思考」を身につければ世界が変わる! 〜投資の本質を知るための初のウェビナー開催

投資にはまだまだ危険なマネーゲームというイメージをもつ人も多い。しかし、誰もが正しく賢い「投資思考」を身につければ、日本の希望ある未来を創る一歩になる。

そうした思いから信託銀行を中心とする有志(三菱UFJ信託銀行、三井住友信託銀行、みずほ信託銀行、りそな銀行の4社)が発起人となり、未来を担う各企業の20代社員に、正しい「投資思考」を考える場を創出すべく、昨年5月にスタートした「20代104(トーシ)会議/104コンソーシアム」。

今回はそのセッションのなかから名講義を抜粋し、さらに20代から投資に本気で向き合っている著名人の投資観がわかるトークイベントを加えて11月25日にライブ配信されたウェビナー「マジか !? 自分が知ってる投資と違う『#104(トーシ)思考』 〜104コンソーシアム オープンセッション」をレポートする。


第1部は有識者による「日本一短くて熱い投資の授業×2」、第2部は「〇〇に投資している人、大集合!」と題し、気象予報士でファイナンシャル・プランナーの資格ももつAKB48の武藤十夢、世界で活躍するJRA騎手のミルコ・デムーロ、クリティカルな施策でデジタルマーケティングをリードするナハト代表の安達友基が投資に対するトークを行った。舞台は日本経済の中心を担う日本橋兜町の東京証券取引所である。


左から、倉成英俊 CreativeProjectBase代表、藤沢久美 国際社会経済研究所 理事長、藤吉雅春 Forbes JAPAN編集長

人生はすべて投資。リスクは“デンジャー(危険)”ではない


「お金儲けのコツが聞けると思っていたら、ちょっと違うかもしれません」

本編と同様にコーディネーター・モデレーターを務めるCreativeProjectBase代表・倉成英俊が、この会を「投資に関するステレオタイプを打ち壊す」ものだと前置きし、セッションはスタートした。

最初に「投資思考とは?」というテーマで登壇したのは、倉成とともに会議をサポートしてきた国際社会経済研究所 理事長・藤沢久美だ。彼女は投資を「××に向けて資本を投じて価値を生むこと」と定義する。

「農地に投資することで、樹木という資産が生まれ、おいしいフルーツが実り、経済的なリターンが生まれる。このように原資を投じて価値を生むことが投資です。

投資というと株や投資信託とイメージするかもしれませんが、投資は本来、儲かるか儲からないかという金銭的な問題だけではありません。資本として投じるものには、時間や勉強、労力なども含まれています。いわば人生はすべて投資なのです。

リターンもまた人それぞれ。仕事に時間を投じて得られるのは給与だけでなく、素晴らしい仲間に出会えたとか、仕事を通じて社会貢献ができたなども含まれるのです。

趣味や仕事に時間を割いているだけでもスキルアップにつながり、将来の楽しみや昇進などのための、自分への投資となります」

あらゆる物事を「投資思考」で考えることで、さまざまな発見があるはずと藤沢は指摘する。

次に彼女が示したのは、「投資にはリスクがあります」の文言。そのリスクを「危険」と訳すことで誤解が生まれているのだという。

「投資にはデンジャーではなくリスクがあるのです。デンジャーは人間の意志や行動に関係なく起きる、想定外の危機という意味です。一方リスクは人間が意志をもって行動したときに起こる、想定内の危機を表します。したがってリスクに対しては知識や行動によって、備えることができるのです」

リスクは管理することで減らすことができる。誰もが避けられない生老病死もまた、継続的な健康管理(長期投資)やバランスの良い食事(分散投資)、日々の運動(積立投資)などで、ある程度コントロールできる。そうしたリスク管理を賢く行うことが、投資思考なのだと指摘した。

「失敗」がなくなる「投資思考」


次に登壇したのはForbes JAPAN編集長・藤吉雅春。「WHO YOU ARE あなたの人生は投機思考? 投資思考? 貯蓄思考?」と題した講義だ。

「貯蓄思考は、不安になったときにため込む人。オイルショックのときにトイレットペーパーを買いだめしてしまうタイプです。ただこれには際限がなく、新たな不安が生まれるたびに、次々にいろいろなものをため込んでしまいます。

投機思考は、何か起きると突進してしまうタイプ。ノルマンディー上陸作戦のように、ものすごいエネルギーで上陸するのだけれど、その後のことを一切考えていない。

そして投資思考。これはストーリーとして長期の時間軸を考えます。人生は時間の積み重ねであり、ゴールはずっと先にあるという考え方です。

この思考のよいところは、時間軸が長いので失敗がないことです。すべてはその後の成功につながる学びだということになります」

藤吉はForbes JAPANに掲載した投資の神様ウォーレン・バフェットとヒップホップ界のキングで実業家のJAY-Zの対談のエピソードにも触れる。

「貧しく育ったJAY-Zは、遠足という名目で訪れた女性教師の家で、言葉を愛することを教えられ、家に製氷機がある豊かな世界に憧れたことがきっかけで、音楽で成功する道を目指しました。

このように、自身の“ヨーダ”に出会ったことに気づける力が大切です。そしてそこで学んだことを周囲に還元することで、その循環がフローを生み出していく。それこそが成功への道だと思います」

そのうえで、投資の神様と呼ばれる人々でも言うことはバラバラであるとも指摘する。一様に自身の哲学をしっかりともち、周囲のノイズに惑わされることなく、自分が納得できることをすることが大切だと述べた。

アイドル、騎手、スタートアップ……、20代で実践した投資のリアル


第2部は、「〇〇に投資している人、大集合!」と題し、各界著名の生の声を聞いた。最初に自身の経験を語ったのは、AKB48でアイドルとして活動しつつ、気象予報士、ファイナンシャル・プランナーの資格ももつ28歳の武藤十夢だ。


武藤十夢 AKB48/気象予報士/ファイナンシャル・プランナー/防災士

「AKB48に在籍して、今年11年目になります。活動のなかでそれぞれトークやダンス、歌など得意分野がある人が多いのに、自分には武器がないと感じて自信をなくしていました。それで一念発起して5年かけ、8回目の挑戦で気象予報士の資格を取りました。“合格しなければ自分に価値はない”という気持ちで、限界まで時間と労力を投じてがんばりました。

おかげで自分に自信をもつことができ、天気予報のお仕事もいただけるようになりました。コロナ禍で仕事が減少したときには、経済学部出身ということもあったので、ファイナンシャル・プランナー(FP)2級の資格を取ろうと思い立ち、1年で取得することができました。そのお陰で、金融関係のお仕事も増えました。また、気象予報士とセットで取得することの多い防災士の資格も得て、異常気象による災害に関する説明もできるようになりました。

お仕事ももちろんですが、スキルを磨くことで、自分の武器を得て、自信がもてるようになりました。努力を積み重ねれば、何かを達成することができるんだ、この先困難が起こっても何とかなると、自分を信じることができるというリターンがありました」

次に投資について語ったのは、SNSを主戦場に平均年齢26歳の100億企業を育て上げたナハトの代表取締役 安達友基、29歳だ。彼は「失敗と仲間」をテーマに経験を語った。


安達友基 ナハト 代表取締役

「最初の起業ではオーナーに株式を持ち逃げされるという詐欺被害に遭いました。ただ私はそうした失敗を重ねることも投資だと思っています。やった方がいいかどうか迷うことがあるのなら、やってみると、ダメな道かどうかがわかります。失敗しても新しい道が開けてくるし、チャレンジ癖もつきますし、経験値も増えます。

テストで最初から100点を取れないように、失敗して間違いを正していけばいいのです。投資として考えると、チャレンジと失敗は、非常に価値が高いものなのです。そもそも20代の挑戦で失うものといったら、時間くらいではないでしょうか。"負けてあいこ"程度のものだと考えればいいのです」

安達は失敗を経て再び起業、ナハトを設立する。そこで感じたのは、ともに喜びを分かち合える仲間の大切さだった。

「自分1人でできることには限界があります。個人で120%の数字をたたき出すのは大変ですが、5人の仲間がいれば1人80%でもかけ算で400%が実現できます。つまり個人投資よりも、仲間に投資する周辺への分散投資のほうが、圧倒的に会社のパフォーマンスはよくなるのです。

仲間を盛り上げるために、たくさんのインプットとアウトプットを繰り返せば、自分の能力も高まっていきます。ビジネスの世界では、周りはみな敵・競争相手と考えてしまいがちですが、私は“周囲は仲間”と考えるほうがおすすめです」

最後はイタリア出身のJRA騎手、ミルコ・デムーロ。翌日にレースを控えており、リモートでの参加となった。


ミルコ・デムーロ JRA騎手

「無理やり厩舎に住み込んで働き始めた10代。17歳のとき、イタリアでトップジョッキーになれました。でも目指していたのは“ベストジョッキー・イン・ザ・ワールド”。国内にいるだけでは世界で活躍できません。そこで全く環境の異なるアメリカへ遠征し、キャリアを広げて行きました。

そうしたアクションが結果的に投資になっていたと思います。自信はありましたが、心のどこかで失敗してもまだ若いからなんとかなるだろうと考えていました。それよりもやはり、動かないこと自体がリスクだと思えたのです」

「動かないことがリスク」投資思考が、未来、人生、社会を変える


講義2本と3人の著名人の本音から、浮き彫りになっていった投資思考。視聴者はどのように受け取ったのだろうか。

「投資と聞いてイメージするものがお金と結びついてしまう人が多いなかで、人生レベルでの話をされていたのが衝撃でした」

「人生は投資の積み重ねなんだ!ということに気づいた瞬間、投資というワードがぐんと身近になりました」

「武藤十夢さんのスキルへの投資の話を聞いて、自分は中途半端だなと反省し、スキルアップを再開しようと思いました」

「家でダラダラ=株価下落みたいな感覚、動かないことがリスク、動ける時間=価値ある資本など、書ききれないほどたくさんの気付きや学びを安達さんからもらいました」

チャットやアンケートで多く寄せられたのは、「投資」に対する印象の変化と、数多く出てきた「動かないことがリスク」というフレーズだった。

「貯蓄から投資へ」と言われ続けて久しいが、本当の意味での「投資」が日本社会においてはなかなか定着しない。その原因は「投資思考」という発想がなかったからなのかもしれない。未来を背負う20代が正しい「投資思考」をもち、未来に向けて投資することで未来は明るくなる。視聴者の反応からは、そんな手応えが伝わってきた。このウェビナーによって、少なくない若者たちが「投資思考」をもって動き始めることを期待したい。


投資で未来を変えていく20代コンソーシアム
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Promoted by 104コンソーシアム │ text by Ryoichi Shimizu │ photographs by Shuji Goto │ edit by Akio Takashiro

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