キャリア・教育

2022.12.22 08:50

「去るか、留まるか?」転職を考える時に自問すべきこと

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しかし、焦って反応すると、良い結果にはつながらない。最初に提示されたオファーに飛びついたとしよう。しばらくして、自分があまりに衝動的だったことに気づいても、もう手遅れだ。今までとは少し異なる、悪い状況に陥っていることに気づく。不安定な履歴が残ってしまう。しかしその一方で、会社に残ったとしても、みじめな気持ちが続くかもしれない。
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面接のとき、人事担当者はあなたの動揺や怒りを感じ取るだろう。それは良い印象を与えない。ホワイトカラーの雇用市場が厳しいなか、人事担当者は簡単にあなたの採用を見送り、次の応募者に行ってしまうだろう。

雇用市場はとても不安定なので、次が決まっていない状態で仕事を辞めてはいけない。新しい仕事に求めるものをリストアップしてみよう。これには、目標とする企業、希望する報酬、成長、学習、発展のための能力などが含まれるはずだ。

面接を受けるに当たっては、適切な事前調査をしよう。企業、経営陣、直属の上司になる人について調べよう。グーグル検索やリンクトインでプロフィルをチェックしてみよう。
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面接時には、会社についての質問もして、お互いが合うかどうかを確認しよう。自分がどういうところに足を踏み入れようとしているのかを理解するために、厳しい質問をしよう。会社の財務状況を尋ねよう。会社はレイオフを実施したことがあるか、または近い将来に人員削減する計画があるだろうか?

暗号通貨取引所FTXが破綻した大惨事を踏まえて、会社が裏の取引をしている可能性も調べよう。

経営者、人事部門、その他採用プロセスに関わる人物と会うときは、その雰囲気をチェックしよう。彼らが幸せそうか、あるいは、ストレスを感じているのか、仕事に熱中しているのか、していないのかを知るようにしよう。可能であれば、その会社に勤めている知り合いを見つけて、会社や社員に対する率直な評価を聞いてみよう。

(forbes.com 原文

翻訳=藤原聡美/ガリレオ

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