法的な問題は置いておいたとしても、女性限定プログラムの効果については意見が割れており、デメリットを示す研究結果もある。こうしたプログラムの存在により、女性は永遠に疎外された存在となり、男女の違いに関する固定観念が強化されるとの意見もある。
ペクゴスは最近、スタンフォード大以外の学校についてもタイトル・ナイン違反の申し立てを複数起こしている。最近では、カリフォルニア大学サンタクルーズ校(UCSC)が、これまで女性限定だったマリリン・C・デービス奨学金について、ペクゴスの要求を受けて男女両方のSTEM学生に提供することを決めた。
女性限定の大学プログラムを廃止させるため多くの時間と労力を費やす人は他にもいる。ミシガン大学フリント校の名誉教授でアメリカン・エンタープライズ研究所(AEI)の上級研究員であるマーク・ペリーは、男性差別を理由とし、各地の大学に関する苦情を600件以上申し立ててきた。
(forbes.com 原文)