ビジネス

2022.12.20

年末商戦で急増するアマゾン等の偽レビューをどう見抜くか

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アマゾンは、偽レビューを阻止するため、報酬と引き換えにレビューを書いて投稿する行為を禁じている。また、サイトに表示される前にレビューを分析しており、その際には、テクノロジーと生身の人間によるチェックを組み合わせている。こうした方法により、偽物の疑いがあるレビューを多数、サイトでの公表前に食い止めた、とアマゾン広報担当者は話す。

アマゾンによれば、サイト上で閲覧できる商品の99%以上では、本物のレビューだけが掲載されているという。レビューに関するポリシーに違反したことが判明した販売業者は、アマゾンから追放される。さらにアマゾンは2022年7月、フェイスブックで偽レビュー作成の手配をしていたブローカーを1万1000件以上提訴した。

アマゾンは、詐欺行為や偽レビューといった乱用行為を阻止するために、2021年1年間だけでも9億ドル以上の資金と、従業員1万2000人を投じている。

商品が意図的に高く評価されているかどうかを調べたい、と思ったときは、過去に騙されて購入した人がいないかを確認するため、星1つのレビューを選んで内容に目を通してみるといい。星5つのレビューしか存在しない商品や、短期間にレビュー数が急増した商品には注意が必要だ。

ホレンベックによれば、有名ブランドの商品では、偽レビューが滅多に見られないという。また、有名ブランドであっても、商品は製造元から購入するようにしよう。

偽レビューが投稿されにくい商品カテゴリーも存在する。たとえば、モノポリーやスクラブル、ジェンガなどに代表されるボードゲームだ。2022年のホリデーシーズン中にアマゾンで偽レビューの割合が最も低かったのがこのボードゲームで、フェイクスポットによれば、10%未満だった。

「ボードゲームのカテゴリーで、有名ゲームと競合するのは非常に難しい」とカリファは説明する。「お金だけせしめて夜逃げしそうな胡散臭い会社が、つまらないゲームを製造し、偽レビューを投稿して売り込もうとしても、絶対に売れないだろう」

forbes.com 原文

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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