1位唐揚げ、2位栗きんとん、3位黒豆、4位ハンバーグ、5位数の子、6位紅白かまぼこ、7位伊達巻、8位キムチ、9位チーズ、10位鯛の塩焼き。これは、インターネットサービスを開発提供するバイドゥが実施した調査の結果です。バイドゥの日本語入力と着せ替え絵文字キーボードアプリ「Simeji」のユーザーを対象にアプリ上でアンケート調査を行ったもので、10歳から24歳の男女424人が回答しています。
コメントを見ると、たとえば栗きんとんは「甘くて美味しいし、食べる機会が少ない」、黒豆は「手が止まらなくなるくらい美味しい」、数の子は「あのコリコリ感がたまんねぇ」、紅白かまぼこは「お正月に食べる高くて美味しいかまぼこは特別感があって最高」というように、マメに暮らすとか、子だくさんとか、そんな意味付けよりも純粋に味で選ばれていることがわかります。
「おせちの各品には大切な意味が込められているのだ」と偉そうに講釈するお父さんも、「今年のおせち、どうしようかしら」と聞かれて「なんか毎年同じで飽きちゃったから、中華にするか」なんて平気で言っちゃったりしています。黒豆を選んだある若者は「ばあばが作ってくれる!」とコメントしていました。中身はなんであれ、お正月に家族が作ってくれる味を楽しみにする若者たちこそ、本当のおせちの伝統の継承者と言えるでしょう。