禁止の対象には、フェイスブック、インスタグラム、トランプ元大統領のTruth Social、ジャック・ドーシーが支援するNostr(ノストル)などが含まれている。このルールに違反したツイートは削除され、アカウントは凍結される。違反を繰り返した場合は、アカウントが削除される場合もある。
一方、外部のSNSからツイッターにクロスポストを行うことは禁止されない。加えて、有料のプロモーションツイートであれば、禁止されたSNSの宣伝が許可される。
この新たなポリシーに対して、一部の法律の専門家やジャーナリストは、連邦取引委員会(FTC)の反トラスト(独占禁止法)の規制や、企業が競争を不当に阻害することを禁じる欧州連合のゲートキーピング・ルールに違反する可能性があると述べている。
ツイッターの創設者のジャック・ドーシーは、この発表に対して「なぜだ」「意味がない」とツイートした。彼は最近、新たな分散型SNSプラットフォームのNostrに14ビットコイン(約24万5000ドル相当)を投資した。
さらに、今回のツイッターのポリシーで注目すべきは、中国のバイトダンスが所有するTikTokが禁止対象に含まれていない点だ。TikTokは、中国政府がユーザーを監視するために使用する可能性が懸念され、共和党議員らが中心となり、米政府のデバイスから追放する動きが起きている。
マスクは中国政府と緊密な関係を築いており、テスラの最大の工場を上海に置いている。
Elon Musk watched the World Cup final with Jared Kushner.
— Jen Perelman (@JenChangeFL) December 19, 2022
If you are the company you keep, then Elon is the worst of the worst. pic.twitter.com/RIm2Bsjzlu
今回のツイッターの発表とほぼ同じタイミングで、マスクはカタールのワールドカップの決勝戦をテラス席で観戦している姿を報じられた。彼の隣には、トランプ前大統領の娘婿のジャレッド・クシュナーが立っていた。
共和党は、マスクがツイッターのポリシーを変更し、右派寄りの言論を許したことを歓迎している。マスクは先日の中間選挙では、共和党に投票するように呼びかけ、トランプを含む以前にツイッターから追放された人物のアカウントを復活させていた。
(forbes.com 原文)